サンタクロース追跡|NORAD Tracks Santa
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ノーラッドはクリスマスになると「ノーラッド・トラックス・サンタ」(NORAD Tracks Santa)として、毎年サンタクロースを追跡している。冷戦の真っ只中の1955年から、コーナッド(CONAD、中央防衛航空軍基地)が開始したものを受け継ぎ、2004年で50周年、2014年には60周年を迎えた。
きっかけは、コロラドにある大手スーパーのシアーズ (Sears) が、子供向けにサンタクロース・ホットラインを開設したときの広告に誤植があり、誤った電話番号を載せてしまったことから始まる。
そしてその番号は、偶然にも当時のCONAD司令長官席へのホットラインで、子供からの電話に、当時のハリー・シャウプ大佐(1917年9月29日 – 2009年3月14日)が「レーダーで調べた結果、サンタが北極から南に向かった形跡がある」とユーモアを込めて回答して以来、クリスマスの恒例行事になった。
1998年から毎年クリスマス・イヴになると、サンタクロースの出発を「レーダーで確認」、その飛行を「偵察衛星とイージス艦とサンタカメラネットワークで追跡」し、戦闘機をカナダのユーコンからメキシコのメキシコ・シティーまで飛ばして、「アメリカの領域内にいるサンタを追跡」する。
これらの情報を提供するために、多くの軍事スタッフや民間人職員らがボランティアとして、電子メールや電話等の応対を務めている。
インターネットが普及して以降は、公式サイトにて、クリスマス・イヴの夜から行なっている追跡の模様を、動画を用いて中継している。2006年の日本地域の中継では「新幹線や富士山と比較し速度検証した結果、サンタクロースの速度は新幹線の100倍」と言及した。
サンタ追跡には多くの企業が協力しており、2004年から追跡プロジェクトに関わっていたGoogleは、2007年から2011年にかけてノーラッドの公式パートナーとして、Google Earthを用いての現在位置ストリーミング表示やモバイルGoogleマップによる携帯端末からの位置確認などのサービスを提供。2012年はマイクロソフトを公式パートナーとして地図サービスにBing Mapsを使用している。
カナダ空軍では領空内でサンタをエスコートするCF-18 ホーネットのパイロットや整備員を毎年選出しメディアに発表している。
なお、シーズン以外の公式ウェブサイトには、休暇中のサンタクロース画像が表示される。
北アメリカ航空宇宙防衛司令部
North American Aerospace Defense Commandは、アメリカ合衆国とカナダが共同で運用している連合防衛組織で、北アメリカ(アメリカ合衆国とカナダ)の航空や宇宙に関して、観測または危険の早期発見を目的として設置されている。通称ノーラッド(NORAD)。
24時間体制で人工衛星の状況の観測、地球上の核ミサイル・弾道ミサイルの発射警戒や、戦略爆撃機の動向監視などを行っている。
2018年 トランプ政権で予算不成立の危機
カウントダウンは日本時間12月24日16時で0days。
オペレーションセンターは米国時間12/21のツイートで、「国の予算が成立せず政府機関の一部が閉鎖しても、今年も続ける」と語りました。
実際、日本時間12月22日午後には、下院で過半数を占める民主党が、トランプ政権の「メキシコ国境の壁建設」を承認せず、予算が不成立となり、政府機関の閉鎖は起きてしまいました。
しかし、NORADでは着々と追跡の準備が進んでいます。
日本には何時頃にサンタがやってくるでしょうか?!