カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所は、検察側から水原氏の罪状認否について延期の要請が出され、弁護側も同意したことから、承認したと発表した。
大谷翔平選手の口座から不正送金した銀行詐欺事件
カリフォルニア中央地区連邦地方裁判所の発表によると、E・マーティン・エストラーダ連邦検事が罪状認否の延長要請書を提出、水原被告の弁護士マイケル・フリードマンは延期に同意し、裁判所はこれを承認した。
水原氏はロサンゼルス・ドジャースのスター選手、大谷翔平の通訳を務めていたが、3月20日、ギャンブルの借金返済のために1600万ドルを盗んだとして告発された。
水原氏は4月12日に出頭し、銀行詐欺の罪に問われている。連邦捜査当局は大谷選手を「被害者」とみなしており、二刀流選手は「騙された」と語った。
メジャーリーグのコミッショナー、ボブ・マンフレッド氏は現地5月6日、記者団に対し、MLBは今回の犯罪捜査の行方を見守ると語った。USAトゥデイ紙は、マンフレッド氏が独自の捜査を進めることに「大きなプレッシャーは感じていない」と報じた。マンフレッド氏は、リーグが様子見の姿勢をとっている主な理由として、法執行機関の召喚権と情報へのアクセスを挙げている。ロサンゼルス・ドジャース ロサンゼルス・ドジャースの最新ニュース、スケジュール、ロースター、スタッツ、怪我の最新情報など。「私たちがMLBとしての内部調査をする必要に迫られない形で、刑事捜査のプロセスが展開されるような幸運に恵まれることはめったにないがこれはそのひとつかもしれない。」
MLB’s Rob Manfred addresses timeline for gambling investigation into Ohtani’s translator https://t.co/fJCUHLsKjd
— USA TODAY Sports (@usatodaysports) May 7, 2024
7日、裁判所に提出された要請書によると、水原氏は4月11日に銀行詐欺の罪で起訴され、予備審問を受ける権利を放棄した。連邦政府は水原容疑者が出頭してから30日後の5月13日までに起訴する必要がある(※検察側は書面で、水原容疑者が身柄拘束されてから30日以内に起訴状などを提出することが法令で義務付けられている。この事件での期限は13日)。要請書は、罪状認否を翌14日とするよう求めたもの。
IRSの犯罪捜査官クリス・シーモアが提出した宣誓供述書によると、水原は2021年から2024年の間に1万9000回以上の違法なスポーツ賭博を行った。賭けはカリフォルニア州オレンジ郡の違法ブックメーカーで行われ、そのブックメーカーはウェイン・ニックスの賭博組織の一部(一員)とみられている。スポーツベッティングはカリフォルニア州では違法である。
The Nevada Gaming Control Board filed a complaint Tuesday against Scott Sibella, the former president of MGM and Resorts World, which mirrors the federal case that resulted in Sibella’s guilty plea in January to violating anti-money laundering law.https://t.co/A7dATiAi7d
— Nevada Current (@NevadaCurrent) May 1, 2024
ニックスの賭博組織に関与したもう一人の関係者であるスコット・シベラは水曜日(5月8日)に判決を受ける予定。元リゾーツ・ワールド社長は、MGMグランドに在職中、不審な行為の届け出を怠ったとして有罪を認めた。裁判所の文書によると、シベラは違法なノミ屋として知られるニックスがMGMグランドや他の施設でギャンブルをするのを意図的に(故意)に許可したという。シベラは最高5年の禁固刑と25万ドルの罰金に直面している。米国保護観察局は、最高1年の保護観察、9,500ドルの罰金、100ドルの特別査定を勧告している。リゾート・ワールド・ラスベガスのスコット・シベラ社長が解任
一部報道では、水原氏は刑罰軽減のための司法取引を望んでおり、今回の延期要請は水原氏と検察の協議が続いている可能性があると報じている。
水原氏が有罪を認め検察が司法取引を発表
南カリフォルニアで法務専門のジャーナリストのメーガン・クニフ氏は、「大谷翔平の元通訳が有罪を認める。検察は本日、水原一平氏の司法取引を発表した。」と自身のXにポストした。
同氏は続けて、「注目すべきは、検察がどのような量刑を勧告するか明言していないことだ。彼らは、水原氏の刑期を87~108カ月の範囲以下にする米国量刑ガイドラインからの逸脱を勧告する可能性がある。最終的には、判決は裁判官次第である。」「検察側が勧告しているのは、責任を認めたことによる2点の減刑のみで、これにより、罪のレベルは27、懲役は78~97か月となる。」とポストした。
It’s notable that prosecutors do not specify what their sentencing recommendation will be.
They could recommend a departure from the U.S. Sentencing Guidelines that puts Mizuhara’s prison time below the 87-108 month range.
Ultimately, the sentence is up to the judge
— Meghann Cuniff (@meghanncuniff) May 8, 2024
水原容疑者は自分の歯の治療代を大谷選手から小切手でもらい、大谷選手のデビットカードで支払う。小切手は自分の口座に