ラバーダック 今度は2羽で香港を訪問
ラバーダックはちょうど10年前、香港に巨大な黄色いアヒルがお目見えしたのを覚えている方も多いことでしょう。
2013年5月2日から香港のビクトリア・ハーバーに現れた巨大アヒルは、5月14日に空気が抜け始め、翌朝には完全にしぼんでしまう事件が発生し、大きな話題となりました。
また、中国国内では、ラバーダックと天安門事件が関連付けられたコラージュ写真がインターネット上に出回り、6月5日には新浪微博でこの「黄色いアヒル」の検索ができない状態になったこともあり、大きく報道されました。
ちなみに、2013年にしぼんでしまったラバーダックは、香港で製作されていたことから修復され、およそ1週間後の5月22日に再びその姿を表し、これもまた話題となりました。
前回の2013年の時は、高さ16.5メートルの「1羽」が、尖沙咀(Tsim Sha Tsui)の海港城(Harbour City)横のフェリーふ頭に浮かんでいました。
あれから10年を経た今回は、高さ18メートルで、さらにお友達を連れて「2羽」で香港に帰ってきました。
また、今回は、中環(Central)の添馬公園(Tamar Park)や中西區海濱長廊(Central and Western District Promenade)の中環寄りの場所が用意され、香港島セントラル(中環)のタマール公園(添馬公園)、セントラル・ウェスタンディストリクト・プロムナード(中西區海濱長廊)のセントラルセクション付近に設置される予定です。
ラバーダック|Rubber Duck
ラバーダックは、オランダの芸術家、フロレンティン・ホフマン氏が制作した、アヒルのおもちゃを巨大化したパブリックアートで、これを世界各地で展示するプロジェクト名にもなっています。
2007年からオランダをはじめ、フランス、ドイツ、ブラジル、ベルギー、日本、ニュージーランド、香港、中国、アゼルバイジャン、アメリカ、オーストラリア、台湾、ベトナム、韓国などで展示されました。
日本では、2009年、大阪府市統合本部などが大川で開催したイベント「水都大阪2009」で、八軒家浜に高さ9.5メートルのラバー・ダックが設置されたのが初登場です。
香港での最初の展示は、前回2013年です。
【NEWS】 2羽で香港に帰ったラバーダック 1羽がしぼんでしまう
-
2羽で香港に帰ったラバーダック 1羽がしぼんでしまう
ラバーダック 今度はお友達を連れて10年ぶりに香港に帰る
unavailable.jp
10年ぶりに巨大ラバー・ダックが香港の街にやってくる|プレスリリース
DOUBLE DUCKSとなり楽しさも幸せも2倍に! 6月10日から約2週間の展示
香港政府観光局
6月10日から約2週間、大規模なパブリックアート「DOUBLE DUCKS by Florentijn Hofman」が、ビクトリア・ハーバーに展示されます。
2013年に香港のクリエイティブブランドAllRightsReserved(ARR)の監修のもと、オランダ人アーティストのフロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)が制作した「ラバー・ダック」が香港のビクトリア・ハーバーに展示され、大きな話題を呼びました。
今年は前回のラバー・ダックの香港訪問から10周年目にあたります。
6月10日から約2週間(天候次第で変更あり)2羽のラバー・ダックが、香港島セントラル(中環)のタマール公園(添馬公園)、セントラル・ウェスタンディストリクト・プロムナード(中西區海濱長廊)のセントラルセクション付近に設置される予定です。
「Double Ducks」は、世界で最も大きいラバー・ダックのひとつで、高さが18メートルあります。
左右対称の漢字「囍」(幸福)と「朋」(友人)のように二羽で香港に戻ってきました。パートナーシップ、友情、そしてダブル・ハピネスによる繁栄を象徴しています。
「Double Ducks」の到着に合わせて、ビクトリア・ハーバーは再び巨大なバスタブになり、ハーバーのビル群の眺めに新たな活気がもたらされます。この景色は多くの人を笑顔にすることでしょう。
アーティストのフロレンティン・ホフマンのコメント
「Double DucksはDouble Luck(2重の幸運)です。
この作品は、友情とつながりを大切にしています。
コロナ禍を経験し、私たちは誰かと共に過ごす時間がいかに貴重であるかを学びました。今ここで生きている瞬間に感謝し、思い出を作ることは、非常に大切なことです。
デジタルの世界やデバイスに囲まれた生活は、時に私たちを鈍感にさせます。アートは、あなたの目を開き、魂を燃え上がらせてくれるでしょう。
「DOUBLE DUCKS」は、過去を振り返るのではなく、今を一緒に楽しむためのものです。」
ARRとアーティストのホフマンは、日常生活にアートを取り入れるという同じビジョンを持っています。アートをより身近に感じてもらうために香港の電車MTRの18の駅や、公共交通機関など街の至る所で「Double Ducks」を見ることができます。
DOUBLE DUCKS by Florentijn Hofman
▶ 公式サイト DOUBLE DUCKS
▶ PR TIMES
香港に帰ってきたゴム製アヒル 今度は2羽に
(CNN) 香港のビクトリア・ハーバーに出現して話題を呼んでから10年。オランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマン氏のオブジェ「ラバー・ダック」(ゴム製のアヒル)が、今度は友だちを連れて帰ってきた。
香港で芸術作品の公共展示を手がけるクリエーティブスタジオ「オールライツリザーブド」は1日、ホフマン氏による風船のアヒル2羽が今月中の2週間、香港の海に浮かぶと発表。新たな作品を「ダブル・ダックス」と呼んだ。
5月には展示の試運転が実施されたとみられ、風呂用のおもちゃを巨大化させたアヒル2羽がボートに引かれて、香港で5番目に大きい島、青衣島の沖に現れた。高さは18メートルと、10年前に香港に展示されて世界のトップニュースになったアヒルよりわずかに大きい。
主催者はプロジェクトの記者発表で、2羽のアヒルを漢字の「喜」が2つ並んで「二重の幸福」を示す図案と、友人を示す「朋」に例えた。どちらも左右対称で、同じ文字が隣り合わせになっている。
ラバー・ダックは2001年に考案され、その6年後にフランスで初登場。その後、大阪やシドニー、サンパウロに現れ、13年5月に中国の特別行政区、香港に到着した(ホフマン氏のアヒルはすべて同じように見えるが、同氏はそれぞれの場所に新たなアヒルを制作している)。前回ビクトリア・ハーバーに来た時は、世界から注目を集めた。なぜか一夜にしてしぼみ、数日後に修復されたことも、注目された理由のひとつだ。
アヒルが香港での展示中、中国検閲当局の怒りを買ったことも話題になった。1989年に起きた天安門事件の記念日を数週間後に控えたタイミングで、中国軍の戦車に正体不明の抗議者が立ち向かう「戦車男」の写真を改変し、戦車の列をアヒルに置き換えた画像が拡散。中国のSNS、微博(ウェイボー)で「大きな黄色いアヒル」という言葉が規制される事態となった。
その翌年には、ホフマン氏の作品に影響された別のアーティストによるヒキガエルの巨大な黄色いオブジェが、SNS上で江沢民元国家主席に似ていると話題になり、検閲対象になった。
ラバー・ダックは香港に初めて登場した後、さらにソウルやロサンゼルスといった都市の水上に浮かんだ。台湾の都市、基隆でも突然しぼみ、チリの首都サンティアゴでは標識に衝突した事故で破裂した。
ホフマン氏はほかにも、日常的な対象を予想外の大きさで再現した大規模な芸術作品を制作してきたことで知られる。風呂用のおもちゃだけでなく、うさぎのぬいぐるみや折り紙の舟もあった。ロンドンのテムズ川には14年、カバの英名「ヒッポポタムス」をもじって「ヒッポポテムズ」と名付けた木製のカバが展示された。
ダブル・ダックスは今月10日からビクトリア・ハーバーに再登場する予定。展示を前に、香港を走る路面電車の車体や市内各地の地下鉄駅に2羽の姿が貼られている。
▶ Hong Kong’s famous rubber duck returns — and now there are two CNN
▶ 香港に帰ってきたゴム製アヒル 今度は2羽に CNN
ラバーダック 動画 SNS
10年再游香江! 2超萌巨型黃色小鴨下水 高18公尺│中視新聞 20230525
Giant rubber duck makes its comeback in Hong Kong after a decade, bringing a new friend
直擊黃鴨於青衣北水域下水|01直播
Giant yellow rubber ducks spotted in Hong Kong waters | SWNS
Editor/author:Akira.S
12:00 PM JST,Wed June 7,2023
Updateed 00:23 AM JST,Thu June 8,2023