令和5年度 全国戦没者追悼式 天皇陛下お言葉全文 2023年終戦78年
終戦から78年を迎えるこの日、東京・千代田区の日本武道館で、戦争で亡くなったおよそ310万人の方々の霊を慰めるため「全国戦没者追悼式」が行われました。
本日、「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり、全国戦没者追悼式に臨み、さきの大戦において、かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い、深い悲しみを新たにいたします。
終戦以来78年、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられましたが、多くの苦難に満ちた国民の歩みを思うとき、誠に感慨深いものがあります。
これからも、私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願います。
令和5年度 全国戦没者追悼式 開催の日
■2023年8月15日
式典開始:11時51分
約1時間
全国戦没者追悼式の開催 厚生労働省
1 趣旨
先の大戦の全戦没者に対し、国を挙げて追悼の誠をささげるため、昭和57年4月13日の閣議決定「「戦没者を追悼し平和を祈念する日」について」(別添) に基づき、政府主催の下に、令和5年8月15日、日本武道館で全国戦没者追悼式を行います。
2 参列予定者(8月7日18時時点)
(1) 遺族
遺族参列者の数は、2,298名(うち、付添258名)の予定です。
(2) 遺族以外の者(約400名)
内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、各国務大臣、衆議院副議長、参議院副議長、各政党代表、前・元内閣総理大臣、前・元衆議院議長、前・元参議院議長、衆議院議員、参議院議員、全国知事会会長、全国都道府県議会議長会会長、全国市長会会長、全国市議会議長会会長、全国町村会長、全国町村議会議長会会長、日本遺族会等関係団体の代表者、経済団体・労働団体・報道機関の代表者、その他(来賓付添等)
3 式次第
式次第は、次のとおりです。(式典開始は午前11時51分、所要時間は、約1時間です。)
開式
天皇皇后両陛下御臨席
国歌演奏
式辞 内閣総理大臣
黙とう
天皇陛下のおことば
追悼の辞 衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、遺族代表(1名)
天皇皇后両陛下御退席
献花(この間奏楽) 内閣総理大臣、衆議院議長、参議院議長、最高裁判所長官、
日本遺族会会長、各都道府県遺族代表、一般戦災死没者遺族代表、
原爆死没者遺族代表、青少年代表、衆議院副議長、参議院副議長、
各国務大臣、各政党代表(政治資金規正法(昭和23年法律第194号)
第3条第2項に規定する政党で国会に議席を有するものの代表)、
前・元内閣総理大臣、前・元衆議院議長、前・元参議院議長、
地方公共団体代表、日本商工会議所会頭、日本労働組合総連合会会長、
日本学術会議会長、日本新聞協会会長、日本宗教連盟理事長、
日本戦没者遺骨収集推進協会会長、厚生労働大臣
閉式
4 半旗の掲揚及び黙とうの励行等
(1) 当日は、各府省庁及びこれらの出先機関並びに国立施設で、半旗を掲揚するとともに、正午から
1分間の黙とうを行います。
なお、国会及び裁判所にも協力を依頼しました。
(2) 地方公共団体の庁舎等での半旗の掲揚及び黙とうの励行については、各都道府県知事及び市区町村長に
協力を依頼しました。
(3) 私立の学校、商工会議所、農業協同組合、会社、工場等については、関係団体を通じ協力を依頼しました。
(4) 当日の正午には都道府県庁、市区役所、町村役場、寺院等で、鐘、サイレン、チャイム等を鳴らし、
また、当日の午前中にボーイスカウト、遺族会等による戦没者墓地等の清掃、供花等が行われるよう、
各都道府県知事に措置を依頼しました。
5 新型コロナウイルスへの感染防止等対策
高齢の遺族等が多数参列する式典であるため、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策に慎重を
期す観点から、参列者及び来賓等の座席間隔等身体的距離の十分な確保等を行います。
6 動画配信
当日の式典の様子を、動画配信サービス(YouTube)により、生配信します(式典終了後は、アーカイブとして視聴可能です。)。なお、式場での実際の進行と、配信映像には数秒程度の時間差が生じますので、予めご承知おきください。
動画配信予定時刻: 11:30~
URL :https://youtu.be/D7j_4iGabw4
厚生労働省ホームページ > 動画チャンネル(ホームページ画面最下部の「ソーシャルメ
ディア」内にリンクがあります。)>厚生労働省動画
チャンネル(YouTube)>YouTube厚生労働省動画チャンネル
※YouTubeのトップページから「厚生労働省」と検索することでもアクセスできます。
令和5年度 全国戦没者追悼式 動画配信
全国戦没者追悼式 テレビ中継
■全国戦没者追悼式
NHK総合 8月15日11時50分~12時05分
令和5年の全国戦没者追悼式について(現時点における概要)厚生労働省
令和5年6月23日(金)厚生労働省
本年8月15日に挙行する全国戦没者追悼式は、新型コロナウイルス感染防止のため、以下の要領で実施する。
○ 開催場所、式次第は例年どおりとする。
参列者数の規模 最大3,300名程度 (遺族は各都道府県60名(国費参加))
(注1)新型コロナウイルス感染防止のため、令和2年、4年は1,400名程度、
令和3年は200名程度の開催規模に縮小した。
(注2)令和元年までは例年6,000名程度の開催規模で実施していた。
○ 以下の感染防止対策を行う。
・ 参列者の座席間隔は左右1席相当確保する。
・ 国歌斉唱は行わず、楽団による奏楽とする。
・ 全参列者に手指消毒などの基本的な感染対策をお願いする。
・ マスク着用は任意とする。 など
全国戦没者追悼式 関連報道
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「戦没者を追悼し平和を祈念する日」について|昭和57年4月13日閣議決定