第74回全国植樹祭は5月26日(日)に岡山県岡山市で開催。天皇皇后両陛下がご臨場されます。天皇皇后両陛下のご訪問に際し、25日(土)から26日(日)の2日間、岡山市、倉敷市と山陽道・岡山道・瀬戸道の一部区間で交通規制が行われます。
岡山県で全国植樹祭が開催されるのは、昭和42・1967年の岡山市(金山山頂)で行われた第18回大会以来57年ぶり2回目。
全国植樹祭は、国民スポーツ大会、全国豊かな海づくり大会、国民文化祭を合わせて「四大行幸啓」と呼ばれる。
全国植樹祭岡山2024概要
■名称
第74回全国植樹祭岡山2024
■開催日程
2024年5月26日(日)
■開催地
岡山県岡山市
■式典会場
ジップアリーナ岡山
岡山市北区いずみ町 岡山県総合グラウンド内
■大会テーマ
「晴れの国 光で育つ 緑の心」
天皇皇后両陛下のご動向
■5月25日(土)午前10時頃
羽田空港から特別機で岡山県に向けご出発
■5月25日(土)午前11時過ぎ
岡山県ご到着
■5月25日(土)午後
岡山工業高(岡山市北区伊福町)をご訪問。生徒から学校活動について説明を受ける
岡山コンベンションセンター(同駅元町)で国土緑化運動・育樹運動ポスター原画コンクールの入賞作品を視察、緑化功労者との懇談
■5月26日(日)午前
全国植樹祭
■5月26日(日)午後
倉敷市真備町地区で復興防災公園・まびふれあい公園(同市真備町箭田)で復興状況の説明を聞き、被災者や支援者と交流
■5月26日(日)
ご帰京予定
行幸啓は2005年の岡山国体以来19年ぶり。天皇陛下が岡山を訪れるのは皇太子時代の16年全国高校総体以来で、皇后陛下は初めて。
全国植樹祭とは
全国植樹祭は、豊かな国土の基盤である森林・緑に対する国民的理解を深めるために、公益社団法人国土緑化推進機構と都道府県の共催により開催する国土緑化運動の中心的行事です。
昭和25(1950)年に「第1回植樹行事並びに国土緑化大会(第21回大会からは「全国植樹祭」が正式名称)」として山梨県甲府市で開催されて以来、各都道府県において毎年春に開催されています。
これまでの大会では、天皇皇后両陛下の御臨席を賜るとともに、県内外から多くの参加者を迎え、式典行事や記念植樹が行われています。(大会公式)
植樹祭式典プログラム
区分 | プログラム | 進行内容 | 時間 |
プロローグ | イントロダクション | 来場者の歓迎、大会概要等 | 60分程度 |
プロローグアトラクション | ~森林の軌跡~ | ||
感謝状贈呈 | 「大会テーマ」「シンボルマーク」「大会ポスター原画」感謝状の贈呈 | ||
記念切手贈呈 | 国土緑化運動記念切手の贈呈 | ||
記念式典 | 天皇皇后両陛下御入場 | 60分程度 | |
開会のことば | 国土緑化推進機構副理事長 | ||
国歌独唱 | |||
主催者挨拶 | 大会会長(衆議院議長)、岡山県知事 | ||
天皇陛下のおことば | |||
表彰 | 緑化功労者などへの表彰 | ||
苗木の贈呈 | 県内高校生から農林水産大臣、環境大臣 に苗木を贈呈 |
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天皇皇后両陛下お手植え・お手播き 代表者記念植樹 |
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メインアトラクション | ~森林への想い~ | ||
大会宣言 | 国土緑化推進機構理事長 | ||
リレーセレモニー | 次期開催県への引継ぎ | ||
閉会のことば | 岡山県議会議長 | ||
天皇皇后両陛下御退場 | |||
エピローグ | エピローグアトラクション | ~豊かな森林を次世代へ~ | 30分程度 |
ネット配信 テレビ・ラジオ放送
■YouTubeライブ配信
9時50分から12時30分
岡山県実行委員会YouTubeチャンネル
■RSKラジオ
10時45分から12時00分
※両陛下が御臨席される記念式典のみの放送
■NHK録画放送
NHKG(総合)全国放送
6月2日(日)11時00分~11時54分
※両陛下が御臨席される記念式典のみの放送
パブリックビューイング
■サテライト会場パブリックビューイング
真庭市蒜山
9時50分~12時30分
※参加制限なし
■会場
GREENable HIRUZEN(グリーナブルヒルゼン)
真庭市蒜山上福田1205-220
全国植樹祭岡山開催に伴う交通規制
5月25日(土)~26日(日)の2日間、岡山市内及び倉敷市内(玉島・真備地区)の一部道路と山陽道・岡山道・瀬戸道の一部区間で交通規制が行われます。
交通規制広域図・高速道路規制
岡山市内・倉敷市内の交通規制図
岡山訪問初日のご感想 天皇皇后両陛下
侍従を通して公表
初めて二人そろって岡山県を訪れることができ、うれしく思います。
岡山県には、平成30年に献血運動推進全国大会に出席するため訪れる予定でしたが、直前に平成30年7月豪雨災害が発生したことから、訪問を取り止めることとなり、残念に思いました。平成30年7月豪雨災害によって亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々にお見舞いをお伝えいたします。伊原木知事からの県政概要の説明では、この豪雨災害からの復興状況とともに、産業の振興など岡山県が現在取り組んでいる諸施策についても伺い、理解を深めることができました。
午後に訪れた岡山県立岡山工業高等学校では、昨日まで岡山県庁と岡山市役所に置かれていた第74回全国植樹祭のカウントダウンボードを見て、これらを制作した同校の生徒さんからお話を聞きました。また、地域の道路の点検や池の水質浄化といった実践的な活動に取り組んでいる生徒さんからもお話を聞きました。皆さんが地域に貢献する気持ちを持って工夫をこらして制作や活動に取り組んできたことが分かり、頼もしく思いました。また、これからの進路や将来やりたいことについてもしっかりした考えを持っていることに感心しました。
続いて、岡山市ジュニアオーケストラの練習を見ました。あすの全国植樹祭式典での演奏に向けた熱のこもった練習を間近で見ることができ、感銘を受けました。あすの式典での演奏を楽しみにしています。
夕刻には、国土緑化運動・育樹運動のポスター原画を作成した小中学生や高校生とお会いし、それぞれの絵に込められた木や森を大切にする気持ちについても聞き、絵のできばえとともに感心しました。
続いて森林や緑を育てることの普及啓発や関連する産業の振興に貢献された方々とお会いし、活動の工夫などについて興味深く伺いました。終わりに、多くの県民の皆さんに温かく迎えて頂いたことに心から感謝いたします。そして、あすの第74回全国植樹祭に出席することを楽しみにしています。