浅草寺 除夜の鐘 大晦日、夕刻を過ぎると徐々に境内は参拝者で埋まり、人びとは新年を迎える瞬間を待つ。 境内南東の弁天山では「時の鐘」の前で法要が行なわれたのち、午前0時、弁天山で除夜の鐘が打たれ、人びとに新年を告げる。 この瞬間、参拝者から大きな歓声と拍手が起こる。続いて「捨て鐘」という数に入れない鐘が3回打たれたのち、「百八会」の会員によってつぎつぎに108回の鐘が打たれる。108回打つのにおよそ40分かかる。 108の由来は、人間の108の煩悩を除く、あるいは菩薩がそなえた108の徳を讃 …