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ニューヨーク市で豪雨 ブルックリンの一部に3時間で1か月分の激しい雨

ニューヨーク市 豪雨

 

ニューヨーク市、集中豪雨で地下鉄、道路、地下室が浸水し非常事態に

NY発 2023年9月29日（金）正午 EDT / 日本時間 9月30日午前1時

※以下、本文中の曜日・日付の表記は現地時間

3時間でブルックリンの一部に1か月分の激しい雨

ニューヨーク市で、金曜日の朝の通勤時間帯に “生命を脅かす危険な “降雨に見舞われ、道路が封鎖され、地下鉄が不通になり、地下室が浸水した。

金曜の朝、わずか3時間でブルックリンの一部に1か月分の雨量（4インチ以上）の雨が降り、ニューヨーク・トライステート地域全体で1時間に1〜2インチの猛烈な雨量となった。

マンハッタンとブルックリンの被害が大きかった地域では、金曜の朝遅くに最も激しい雨は弱まり始めたが、午後にはまた新たな降雨が予想され、危険な洪水が再び起こる可能性がある。

ニューヨーク市のエリック・アダムス市長は金曜午前の記者会見で、「大雨が弱まったとしても、この状況が終わったかのような印象を与えるべきではなく、危険な気象状況であり、まだ終わっていない。」とコメントした。

 

現在の状況

  • ニューヨーク州知事キャシー・ホーチュルは、集中豪雨により道路、地下室、地下鉄が浸水しているニューヨーク市地域に非常事態を宣言した。
  • 米国立気象局は、ニューヨーク市全域で鉄砲水による被害が “かなり “発生する恐れがあると警告した。
  • 「線路に水が溜まった」ため、ブルックリンの複数路線の地下鉄とメトロ・ノースの列車が運行を見合わせた。
  • ラガーディア国際空港のターミナルは天候の悪化により閉鎖を余儀なくされ、フライトに遅れが出た。
  • ニューヨーク市では850万人に鉄砲水警報が発令された。

ニューヨーク州知事のキャシー・ホーチュルは、金曜日の朝、ニューヨーク市、ロングアイランド、ハドソン渓谷に非常事態を宣言した。ニューヨークのWNBC-TVとのインタビューで、州知事は、危険な移動状況が広がっているため、住民に自宅待機を促した。

「これは非常に困難な気象現象で、生命を脅かす出来事です。ニューヨーカーの安全を守るため、すべてのニューヨーカーがこの警告に耳を傾ける必要があります」。

 

 

洪水が地下鉄や鉄道に流れ込み、ブルックリンの9路線とメトロノースの全3路線を含む地下鉄の運行に「大混乱」が生じた。

 

 

ニューヨーク市の緊急事態管理局によると、金曜日の朝、ニューヨーク市の地下室に水が押し寄せた。また、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、ニュージャージー州ホーボーケンでも下水道が溢れ、道路が冠水し、通行止めや水難救助を余儀なくされたと当局が発表した。

空の旅はさらに上回る影響を受けた。ニューヨークのラ・ガーディア空港では洪水が発生し、地上作業員が空港のタラップの一部に立ち入ることができなくなった。金曜日の朝の時点では、フライトのキャンセルは最小限であったが、当局が空港最小のターミナルAを閉鎖したため、遅延は急速に拡大した。

 

今週雨が予想される地域

金曜日未明、ニューヨークとニュージャージーの一部で850万人以上に鉄砲水警報が発令された。夜半から1〜2インチの広範囲に及ぶ雨がすでに警報地域に降り注いでおり、さらに多くの雨が降る見込みである。

金曜の朝、何百万人ものニューヨーカーが、鉄砲水による被害が “かなり “予想され、”危険で生命を脅かす状況 “を警告する気象庁からの警報を受け取った。

クイーンズのジョン・F・ケネディ国際空港では金曜日早朝の1時間で約1.19インチの雨が降り、気象局によると、午前10時現在、主要な旅行拠点である同空港では真夜中から4インチを超える降雨量を記録した。

金曜日、洪水の脅威は北東部全域で約2,500万人に影響を与えると予想されており、ニューヨークの3州地域は鉄砲水のレベル3/4の「中程度」の危険に直面していると国立気象局は警告した。

都市部の洪水の脅威を受けて、ニューヨーク市当局は金曜午前4時から土曜午前6時（東部標準時）まで渡航勧告を発令し、朝の通勤時間帯に「広範な旅行への影響」が生じる可能性があると警告した。リーバー氏によると、MTAは排水カバーを設置しており、ポンプ列車を配備し、輸送システム全体の戦略的な場所に乗務員を派遣する予定だという。

ニューヨーク市緊急事態管理委員のザック・イスコル氏は、「ニューヨーク市民に対し、金曜と土曜の午前中にかけて大雨と洪水の可能性に備えるよう呼びかける」と述べた。「すべてのニューヨーカーは注意を払う必要があります。やむを得ず移動する必要がある場合は、公共交通機関の利用を検討し、移動時間に余裕を持ってください。また、車で移動する必要がある場合は、冠水した道路には進入しないでください。」

ニュージャージー州中部から北に向かってマンハッタン、ニューヨーク州ロングアイランド、そしてコネチカット州南部とハドソンバレーに至る地域では、最も多くの雨が降ると予想されている。

 

 

一方、近隣のフィラデルフィアとボストンでは最大2インチの雨が降る可能性があり、ハートフォードでは最大3インチ以上の雨が降る可能性がある。全体として、広範囲の降水量の合計は 2 ～ 4 インチになると予想され、地域によっては合計が 5 ～ 8 インチに達する可能性がある。

 

1か月分の雨が3時間で降る

極端な降雨量により、次のような多大な被害が発生しています。

  • ブルックリン：国立気象局のデータによると、金曜日の朝、わずか3時間で1か月に相当する最大4.5インチの雨が降った。NOAA の推定によると、この 3 時間の降雨量の合計は、ブルックリンでは 100 年に 1 回程度しか予想されない。
  • マンハッタン：セントラルパークでは1時間に2インチ近くの雨が降り、ここ80年間で2番目に雨が多かった時間となった。そこにはこれまでに５インチ以上の雨が降った。
  • クイーンズ：ジョン・F・ケネディ国際空港ではこの日、トップ10に入る雨が多かった日で、真夜中から4インチを超える雨が降った。

New York City in state of emergency as torrential rain floods subways, roads and basements Updated 12:03 PM EDT, Fri September 29, 2023 CNN

 

 

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