The Okura Tokyo グランドオープン
本館の建て替えを進めてきた東京の老舗ホテル「ホテルオークラ東京」は、名称を変えて2つのタワーに生まれ変わり、9月12日、オープンした。
東京・港区の老舗ホテル「ホテルオークラ東京」は本館の建て替え工事が終わり、地上41階建てと17階建ての2つのタワーに生まれ変わり、これに合わせてホテルの名称を「The Okura Tokyo」に改めた。
記念のセレモニーでは、東京都の小池知事らがテープカットをしてオープンを祝ったあと、最初の客として高円宮妃の久子さまが迎えられた。
旧本館の象徴で、日本の伝統美だとして海外からも評価の高かったロビーは、古墳時代の飾り玉をモチーフにしたつり下げ式の照明などが、ほぼそのまま復元。
客室は508部屋。2人部屋の宿泊料は1泊7万円から。
一方、1泊70万円のスイートルームはおよそ200平方メートルの広さがあり、広々としたガラス窓から都内を一望することができる。
海外の要人などに対応するため1泊300万円の最高級のスイートルームも用意されている。
57年前、前回の東京オリンピックの前に開業した「ホテルオークラ東京」は、装いと名称を新たにし、来年の東京オリンピック・パラリンピックで海外からも多くの客を迎えることになる。