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NHKラジオ 夏休み子ども科学電話相談 1984年放送開始の子供向け長寿番組 親子で楽しめると大人気

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1984年放送開始の子供向け長寿番組

『NHK 夏休み子ども科学電話相談』は1984年(昭和59年)に、夏休み期間限定で放送を開始したラジオ番組。

放送波は、NHKラジオ第1放送とNHKワールド・ラジオ日本の2波。

 

番組内容

動植物・科学・天文・宇宙・心と体などの科学全般にわたる子どもたちの疑問を全国の幼稚園から中学校までの就学児から電話と電子メールで募集、各分野の専門家が、質問者の子どもと電話を通じて会話しながら、わかりやすく解説する。

 

放送日・放送時間

放送は、原則月曜日〜金曜日の平日で、日曜日はお休み。放送年度によって、土曜日もお休みとなる場合もある。

また、国会の開催期間にあたり国会中継がある場合や全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の中継などの際は、放送時間の短縮及び番組自体がお休みとなる。

番組の放送時間は、午前8時05分から午前11時50分。

番組内では毎正時のニュース、道路交通情報、天気、インターバル用の音楽放送がある。

なお、緊急性の高いニュースや情報がある場合この限りでない。

 

質問の受付

電話受付:NHKの用意する番組専用電話 03-3485-8888 で、放送開始30分前から放送終了30分前まで。

電子メール:放送の行われない日を含めて、番組期間中24時間(アドレスは後述)。

 

聞き逃しサービス

番組を聞き逃した場合、NHKが用意する再聴取用のWebサイトで聴くことができる。

NHKラジオ放送聞き逃しサービス NHKラジオ らじる★らじる

※聞き逃し配信サービスは、放送後1週間限定。放送は全編を聴くことができる。長時間番組は1時間程度毎に分割されて登録される。

 

 

2018年(平成30年)度放送

放送日程:1期・7月23日(月)〜8月3日(金)
     2期・8月23日(木)〜8月31日(金)
     今年度、土日はお休み

放送時間:午前8時05分〜午前11時50分

1期と2期の間は、全国高校野球選手権大会の中継放送などを予定

 

放送内容

各放送日の質問受付分野・回答をする専門家の予定表

夏休み子ども科学電話相談『予定表』

 

回答する専門家

今年度の相談に答えてくれる各分野の専門家は、昆虫3名、天文・宇宙3名、植物4名、動物2名、科学2名、鳥2名、水中の生物1名、恐竜1名、心と体1名、ロボット・AI 1名となっている。

夏休み子ども科学電話相談『答えてくれる先生』

 

電子メールでの質問方法

電子メールでの質問は、番組の公式サイトから「質問フォーム」を利用して行う。

公式「NHK 夏休み子ども科学電話相談」

 

 

大人にも人気の高い長寿番組

夏休み子ども科学電話相談は1984年(昭和59年)からの放送開始で、この当時に小学5年生だった子どもも、現在は40代半ばであり、社会的に中心的な現役世代。

自分の幼少時に聴いていた同番組への懐かしさなどから、子ども向け番組にもかかわらず大人になってからも聴き続けている人が多い。

また、子どもの頃の視聴者が長じて家庭を持ち、我が子に質問をさせたいとする親世代が多いことも特徴としてあげられ、とかく視聴率・聴取率などの数字優先な放送業界にあって、NHKの経営特殊性もあるが、数十年に渡って継続される長寿放送番組が視聴者・聴取者にとって、非常に有効で大切にされるという好例である。

 

番組の存在を知らなかった若い世代

夏休み子ども科学電話相談の存在自体を知らなかった若い世代の人々が、純粋な子どもたちがする奇抜な質問や、その質問の回答に窮する各専門家、そして進行を担当するキャスター・アナウンサーが必死になって子どもの質問内容を掴み取ろうとするやり取りなどを「面白い」「楽しい」「子どもが可愛い」とネット掲示板やSNSで情報を拡散することで、新たな聴取者やファン層を獲得している。

 

ラジオの自由度と重要性

ラジオ放送は、テレビの凋落と同様に、インターネットを中心としたメディアサービスの発展で、聴取者は減少の一途を辿る。

しかしながら、近年において、コンプライアンスにがちがちに縛り付けられハプニングをハプニングとして許されないようなテレビ放送の窮屈な番組内容に対して、出演者の発言や構成においてまだまだ自由度が確保されているラジオ番組が注目されている。

この現象は、いわゆる地上波放送以外の衛星放送番組やインターネットテレビに視聴者がシフトしている状況に類似している。

北海道の札幌テレビ放送・STVラジオで30年以上続く「ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」という番組は、メインパーソナリティの日高晤郎氏の発言に賛否はあるものの、その独特な「話芸」に魅了されたファンが非常に多く、北海道では同時間帯での聴取率で、他を寄せ付けない1位を堅持し続け、圧倒的な影響力を誇った。

9時間に渡る生放送という特異な番組は、インターネットラジオ「radiko」の登場により放送エリア外でも各地方のラジオ放送を聴取することが可能となってからは、道外在住の北海道出身者のみならず日本全国にファン層を獲得、同番組の勢いに、各地のラジオ放送局担当者が見学に訪れるほどまでになっていたが、パーソナリティの日高晤郎氏が2018年4月3日に死去したことで、またひとりラジオ界の巨人を失った損失は大きい。なお、日高氏の居住地は東京であったが、毎週北海道へと通い続け、札幌市内の病院で逝去したことからも当地への深い愛情をうかがい知ることができる。最後の生放送出演は、死去の10日前、同番組であった。昭和60年日本民間放送連盟賞・番組部門・ラジオ娯楽番組 最優秀を受賞している。

このように、夏休み子ども科学電話相談などのラジオ放送の強みを活かした番組は、日常的にラジオというメディアやラジオという機器自体に触れることがとても少なくなっている子どもたちにも機会を与えるもので、緊急災害に強いラジオが、身近にある簡単で即時性の高い情報を得られる存在として認識され続けるためにもとても重要である。

ラジオという存在を通じて、この夏休みに、子どもと共に「防災」や「災害から身を守る」ことを学ぶのも、良い自由研究のテーマとしておすすめのひとつ。

 

冬休み子ども科学電話相談

2017年度には、12月25日から翌2018年1月8日までの期間、「冬休み子ども科学電話相談」が放送された。

番組内容は夏休み版と同様で、関東エリアの冬休み期間に合わせた放送日程となっている(寒冷地の冬休みは夏・冬それぞれ約25日間)。

NHK『冬休み子ども科学電話相談』公式

 

 

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