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岩尾温泉 夕陽荘 沈む夕陽と炉端で焼く前浜の海鮮 1日3室 予約の取れない宿 <北海道増毛町>

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岩尾温泉

暑寒別天売焼尻国定公園の南端、増毛町の南の玄関口となる雄冬岩尾地区。

岩尾温泉からわずか5kmには雄冬集落がある。雄冬は、昭和56年(1981年)11月に浜益からの国道231号線が開通するまで、札幌方向からの通行が不可能で、かつ、増毛側からも増毛山道を通らなければ辿り着くことができず、さらにこの増毛山道は、積雪のために冬季閉鎖となり、長い間「陸の孤島」と云われた。

昭和56年に国道231号線が開通したものの、実際には、増毛~雄冬間の冬季間通行止めは依然として続く。

ようやく、通年で国道231号線を通行可能となったのは、平成4年(1992年)になってからで、それまで増毛~雄冬間の一日一往復の定期航路は運行され続けていた。

暑寒別の高さ100メートルを超える大小の断崖絶壁が25kmにも渡って続く陸路の難所中の難所といわれ、訪れることが著しく困難であったことから、北海道三大秘境のひとつに数えられていた。定期船も海が時化れば当然運行はできず、特に冬場は長期に渡って孤島化することもあった。

国道231号の周辺区間は、断崖絶壁のために崩落事故の危険が高く、防災対策としてトンネル化工事が進められ、最も新しい浜益トンネルの供用開始は平成28年(2016年)1月19日で、つい最近のこと。

岩尾温泉は、このような厳しい自然環境の中に立地している。

 

夕陽荘(せきようそう)

夕陽荘は、昭和56年に町営の公衆浴場として開場。

昭和62年、木造2階建ての休憩施設(現在の建物)が完成。

平成14年10月、建物の老朽化が進んだことから閉鎖されました。

その後、平成19年に地元の建設会社が買い取り、建物や浴場などを全面改修し営業を再開。

宿のオーナーは、建設会社社長であり、町議であり、そして、夕陽荘で炉端焼きの準備と料理をしてくれる親父さん、を、兼ねているらしい…です。

 

客室は3部屋だけ

夕陽荘の客室は、3室。

つまり、最大で1日に3組の宿泊客しかいないわけです。

そのおかげで、ゆっくり、広々とした環境で過ごせる代わりに、とにかく予約が取れないのです。

夏の旅行シーズンは、相当前から予約を入れないとなりません。
ちなみに、6月も空きのあった日は3日だけで、あとは満室の真っ赤っ赤。

7月18日現在の予約状況。赤は満室・水色は定休日・緑は ” 要問合せ ”
9月はまだ少し、余裕があるようです。

 

宿泊レポート!

われわれは、何度目かの訪問です。おいしいんです。炉端。

海も、景色も、夕陽もキレイだし、ご主人が気さくで居心地がすこぶるよいのです。

 

到着~

この写真は一段上にある駐車場から見た様子。手前のスロープを降りて行きます。
左下に少し見えるのが国道231号線。

 

 

玄関と受付。
廊下を奥に進むと温泉です。

 

階段を上がってお二階へ。

 

階段の踊り場から見える景色。住みたくなります…。

 

左手に3つ見える赤い暖簾がそれぞれ客室の入り口。
廊下は広々としていて開放的です。

 

廊下奥側から。
窓の外で1段高く見えている車の場所が駐車場です。
手前は喫煙所。お部屋は全室禁煙です。

 

 

客室

お部屋は広々、12畳和室とダイニングキッチン。
この部屋は階段を上った一番手前。正面と左手に窓があって、日当たりが最高です。

 

この角度から見る景色は、海の上にいるようです。

 

食卓テーブルとキッチン。
冷蔵庫の容量も大きく、自炊しながら長期滞在も十分可能ですが、残念ながら食事なしの湯治プラン的なものはありません。

 

それぞれの窓からの眺め。
ほんと、住みたくなります…。

 

コンセントは複数箇所あり、とても便利です。

 

クローゼット。浴衣の柄も小物も、いろいろかわいいのです。

 

以前はこの張り紙はなかったので、海外のお客様でしょうか。
部屋にあるものはトイレットペーパーからドライヤーまで持って帰ってしまうというアレでしょうか…。

 

ユニットバス。
温泉があるのでお風呂の出番は少ないかと思われますが、こちらもラブリー(死語?)な小物たちがたくさんです。

 

 

この開放感がたまらなくいい

わたしたちは、こちらに宿泊すると部屋のドアをべろ~んと開けっ放して過ごしています。
なにしろ3部屋で1室に4人としても12人ですし、全裸でもなければ無問題(マテ)。

なんといっても、この開放感と通り抜ける風がとにかく気持ちいいのです。

 

 

温泉

泉質:単純酸性泉(北海道では珍しい)

泉温:13℃ 冷鉱泉

源泉:当地が源泉 自然湧出

湯量:毎分300リットル

効能:皮膚病・リュウマチ 及び 一般効能

 

温泉浴槽は内湯1で、露天風呂はありません。
温度は、やや熱めの41.5℃~42℃くらいでしょうか(体感)。

 

 

岩盤浴

夕陽荘には、天然温泉の他に岩盤浴が併設されています。宿泊料金に含まず、別途600円です。

岩盤に使用している鉱石は麦飯石とトルマリン石。
これらを加熱すると育成波エネルギー.を発し、体内の血液、細胞が活性化される。
更に、新陳代謝を促進することで発汗し、体内にある余分な老廃物、体脂質が排出され、肥満減量、体質改善、老化防止、冷え性、腰痛、肩こり、二日酔い、美肌美容効果などが得られるといわれています。※夕陽荘公式サイトより

※更衣室・浴場・岩盤浴のお写真は、夕陽荘公式サイトよりお借りしました。

 

 

ごはんだごはんだ 炉端だわっしょい!

温泉宿の最大の楽しみは、もちろん温泉、なのですが、われわれは大好きな温泉をも上回る夕陽荘のお夕飯の虜でござるのです(何者)。

 

炭焼き場

こちらは、日帰り入浴の方の休憩やお食事処を兼ねた1階の広間です。

 

この水槽は、「生簀」ではない模様……?

 

左手はテラス。右奥の窓際のテーブルが、宿泊者用の「炉端台」です。

 

テラスがこちら。
ここから見る夕陽が最高です。

しかーし。夕陽の頃は、ちょうどもぐもぐタイムだったりします。
ゆっくり眺めたい、記念に写真を撮りたい、そんなときはお食事をひと休みして。お酒のグラスを片手に…というのも吉。

 

 

新鮮魚介の炉端焼き!

じゃーん!

 

どーん!

 

ばーん!(擬音ばっかり…)

 

ここからは、しばし目でお楽しみくださいませ。

 

イカゴロ焼き。これ絶品です!
来るたびに、うーうー唸りながら食べます。日本酒最高~!です。

 

 

夕陽が徐々に…

お夕飯も半ばに差し掛かる頃、少しずつ、日が沈みはじめます。

 

 

太陽が姿を隠したあとの 神秘的な美しさ

夕日が沈んで、すぐに暗くなるわけではありません。

ゆっくりと姿を隠した太陽が、大気をスクリーンに、一日の最後の光を見せてくれます。

 

 

増毛といえば 國稀でしょう~

土地の食材には、土地のお酒がやっぱり合います。

國稀酒造さんのお話は、また別の機会に…

 

 

イカゴロ焼きおかわり

お酒がとてもおいしくて、ふと見るとアテがたりなさげ。

ご主人にイカゴロ焼きの追加を頼めないか聞いてみると、「仕込んであるのがそれしかないんだよぉ。」

うーむ、残念。

ところがしばらくして、「これだけあったら作ってきた。ンマイよぉ。食べたことあるかい?」と。

この日は、たまたま偶然にも、宿泊客はわたしたち1組だけでしたので、特別にサービスしてくださったのだと。

 

かくして、大いに食べて、大いに呑み、大満足。おやすみなさい。

 

 

朝ですよー

朝ごはんでございます。

朝からおいしいのです。

 

 

情報・アクセス

所在地:北海道増毛郡増毛町岩尾140番地

電 話:0164-55-9611(FAX共通)

定休日:毎週水曜日

日帰り入浴:平日 午前11時~午後8時半 土日祝 午前10時~午後8時半
      大人500円 小人250円

交 通:乗用車 札幌から国道231号線を北上し約2時間 旭川から国道12号線、233号線を経由し約2時間 増毛町市街地から18キロ・約20分
    バス JR留萌駅前から沿岸バスにて「岩尾港」下車

 

 

Internet環境

ありませぬ…

 

 

おまけ

夕陽荘の下には、「増毛町営岩尾温泉あったまーる」という施設がありまして、細長い急な傾斜の坂道に沿って集落があります。その頂上には、岩老稲荷神社の鳥居と社があり、坂道は参道としての役割があるようです。

この、坂道の周辺がとても雰囲気のある様子を醸していまして、写真のお好きな方など少し散策されてみてはいかがでしょう。

時間がなく、手持ちでちゃっちゃと撮ったのですいません。

 

それではみなさん、また次のお宿で~

 

 

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