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10連休への備え|世の中はどう休み、どう動く? 不安が尽きない10連休がやってくる

 

毎日のように10連休と聞きますが…

皇位継承に伴う4月27日(土)からの10連休。

政府調査や報道によると、日本国民の社会人世代でおよそ4割の人々が10日間の「連休」となると試算されています。

現行法下の日本において今回のように長く連続した休日は過去ありませんでした。

また、諸外国を見ても、国家元首や王族の逝去などに伴う「喪に服する期間」などを含めても前例はほとんどなく、現在の世界において先進国の社会全体が1カ月の3分の1の期間を連続して休日の取り扱いとすることは、おそらく初めてのことになると考えられます。

10連休の幸運に恵まれた人は海外脱出や長期の国内旅行が可能でしょうし、お盆休みの帰省を前倒してのんびり実家で過ごす、あるいは、実家の親族とそのまま旅行にという方もいらっしゃることでしょう。

 

 

10連休の恩恵を受ける人 受けない人

10連休の人に対して、民間ではサービス業の方を始め年中無休やシフト制の勤務形態としている企業・会社・店舗、航空・鉄道・バス・タクシーなどの運輸、警察や消防などの公務員の方々、その他さまざまな業種において例年通りのゴールデンウィーク期間という人々が6割と考えれば、日本で暮らす半数以上は「いつもと同じ」生活をしていることになります。

 

 

10連休中に訪れる「改元」

今回の10連休では「いつもと同じ」生活をすることが困難となる可能性が多く指摘されています。

そしてこの10連休中には、4月1日に政府から発表された新元号「令和」への改元・施行が5月1日に行われます。

5月1日午前0時から、令和元年となります。

社会インフラやコンピュータシステム、公文書や種々の手続きに使われる書類などに限らず、日本の社会は「元号」を使う場面が多く存在します。

政府は国民生活への影響などを踏まえ、新元号の発表を、施行1カ月前としました。

ほとんどの企業・会社では、この1カ月間の猶予の間に新元号への対応を進め、改元当日を迎えることになります。そもそも、天皇陛下が生前退位の御意向を示された時からほどなく、元号を利用する企業ではシステム改修や印刷物への対応などが準備されてきていますし、すでに元号使用を止め西暦のみとしているところも数多くあります。

日本では公の書類・文書で元号表記となっている場合が多く、身近なものでは運転免許証がこの3月から「元号・西暦の併記」となったばかりです。

この「改元」を10連休中に迎えます。

現在のコンピュータを利用したシステムは西暦で運用されているというのが一般的ですが、一部のオフコン(オフィスコンピュータ)や旧来のシステムを継続利用している中小企業などでは改修や新しい設備を導入することが方法や資金面などで難しいと苦慮しているケースもあります。

昭和から平成への改元は、昭和天皇崩御の当日に新元号の発表があり、時間的制約も厳しい中に対応されました。

今回は1カ月間の猶予を与えられましたが、「世の中は連休中である」という前の改元ではなかった前提が、元号が変わる当日に存在しています。

10連休と皇位継承、そして改元、これら大きな出来事が4月27日から5月6日の間に到来します。

 

 

銀行は?郵便は?水道出なくなったらどうする?

大手銀行では今回の10連休中に窓口は休業するものの、ATMは休日扱いで運用などとしていますが、振込の取扱の可否などで、できること、できないことを具体的に示すなど告知を行っています。大手行では対応可能なことも、地方銀行や街の信用金庫ではできないことが多くなることも考えられます。

公共料金やクレジットカード利用の銀行引き落としは、10連休中に決済日を迎えるものについて「5月7日」としている金融機関が大半ですが、期日を指定されている現金振込などは、その日にできない可能性もあります。

多くのインターネットバンキングでは、10連休中に例年通りのゴールデンウィーク期間中メンテナンス(4月28日〜29日と5月5日〜6日に行うことが多い)もあり、事前に確認することも必要です。

コンビニに行けばATMがあり、24時間利用できますが、この10連休では思わぬ落とし穴があるかもしれません。

普段、クレジットカードや電子マネーを使い慣れていると、これらのシステムが何らかの影響で停止または利用不能となった時、最悪10日間もの間決済手段がない、現金の引き出しもできないとなれば食べることもままならないまま過ごすということも起こり得ます。もちろん、極端な事例ですが「準備はしておこう」と、私は考えています。

その他にも、水道が出ない、電気が止まった、通院してもらっている常備薬が切れた、子供が熱を出したというような不測の事態やうっかり忘れていたことまで連休中だからこそ対処が難しかったり、対応してもらうまでに通常よりも多くの時間がかかってしまうという場面が発生していまうことが予想されるだけに、「何も起こらないでほしい」し「きっと何も起こらない」と思いつつ、郵便の配達はあるのか?通販で注文したものは届くのか?連休中仕事だけど保育園やってるのか?などなどと不安が尽きません。

物流も少なからず影響を受けるだろうし「生鮮食品の買いだめしとく?」と、半ば切迫恐怖症状態で、性格によるところが多いのでしょうけれど、心配な10連休です。(編著:A)

 

 

10連休に関する記事の予定

4月27日から始まる10連休ですが、ほんの少し想像を巡らせただけでも「準備をしておく方がよさげ」と感じることがいくつもありました。

この記事の掲載に前後して、弊サイトの仲間たちに「10連休の記事を書け」と号令が発せられました。

公共・金融機関、食品・外食、旅行・運輸などの「10連休の対応状況」が集まってくると思いますので、随時掲載を予定しています。(編)

 

 

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