気象・災害

冬の気象観測記録 初雪・初霜・初冠雪|北海道2020寒候年版

 

令和元年(2019年)の冬の便り

青森で初雪を観測 令和はじめての本州平地の雪

11月14日午後2時30分頃、初雪を観測したと青森地方気象台が発表。

 

枝幸で氷点下4.2℃ 旭川・帯広・釧路では初氷

北海道では10月14日、上空の寒気や放射冷却がの影響で冷え込みが強まり、宗谷地方枝幸町歌登では最低気温が-4.2℃を観測し、冬日となりました。

冷え込みが強まったことで、旭川や釧路、帯広では今季全国初の初氷を観測し、帯広では初霜も観測されました。

■初氷
旭川 平年より1日早い 昨年より4日早い
釧路 平年より8日早い 昨年より19日早い
帯広 平年より1日遅い 昨年より4日早い
■初霜
帯広 平年より5日遅い 昨年より4日早い
(※札幌管区気象台の2020年寒候年気象記録は、10月14日現在未発表)

 

北海道旭川市で初霜観測・標茶町などで今季初の氷点下を記録

9月26日、北海道で放射冷却現象の発生から冷え込みが強まり、旭川では最低気温が3.3度まで下がり、「初霜」を観測しました。

今シーズン、全国の気象官署で初めての「初霜」です。

旭川市の初霜の観測は平年より12日、昨年より9日早い観測です。

また、内陸を中心に冷え込みが強まり、釧路管内標茶町で氷点下1.6℃、十勝管内陸別町で同1.4℃など、全国(富士山頂を除く)で今季初めて氷点下を記録しました。

最低気温は上川管内上川町で氷点下0.5℃、釧路市阿寒町阿寒湖畔で同0.2℃など、道内173観測地点のうち計7地点で氷点下を記録、130地点で今季最低となりました。

 

北海道の屋根 大雪山連峰旭岳で初冠雪 今季国内2番目

9月21日(土)午前9時過ぎ、旭川地方気象台は、大雪山系・旭岳(北海道上川郡東川町・標高2,291m)の初冠雪を発表しました。

19日には北海道の上空1500メートル付近に0℃前後の寒気が流れ込み、同未明には旭岳や黒岳などで積雪が確認されていましたが、晴れとなったきょう旭川地方気象台から目視で冠雪が確認されました。

旭岳の初冠雪は、平年より4日、昨年より1日遅い観測です。

20日には、利尻山で令和元年最初の初冠雪が観測されています(後述)。

同日の旭川市の最低気温は摂氏8.2℃と19日と同じで、9月以降最も低くなりました。

 

 

北海道利尻山で初冠雪を観測 令和元年のことし全国初

9月20日(金)午後3時過ぎ、稚内地方気象台が観測対象である利尻島の利尻山で、初冠雪を確認、発表しました。

平年より13日、昨年よりも23日早い初冠雪となり、記録の残る統計史上2番目に早い観測となりました(最早は2014年9月17日)。

全国の気象官署(気象台)が観測する「初冠雪」としては、今年最初の初冠雪の観測です。

初冠雪はその年の8月初日~翌年の7月末までの間(この期間を寒候年という)に、設置されてる気象官署から「目視で確認」できた場合に「初冠雪が観測された」ことになります。したがって、すでに北海道内では積雪がある山が複数存在していますが「目視での観測」ができていないため、「初冠雪」の発表は行われていません。

なお、利尻山山頂付近は9月19日の時点で積雪状態にあったとのことです。

 

初雪の報せ

9月19日深夜から朝にかけて、大雪山系の旭岳(北海道上川郡東川町・標高2,291m)、黒岳(北海道上川郡上川町・標高1,984m)、羊蹄山(北海道ニセコ町、倶知安町、喜茂別町、真狩村、京極町にまたがる・標高1,898m)で、降雪が観測されました( ※これらは現地及び周辺からの確認で、気象官署からの発表ではありません)。

黒岳では、標高1,890m付近の石室周辺で19日深夜0時頃(18日24時)から雪が降り始め、午前6時頃までに5cmほどの積雪がありました。黒岳の初雪は記録上最も早かった昨年よりもおよそ1カ月遅く平年並み。

「初冠雪」は、観測対象としている山が、観測を行う気象官署から職員が目視(双眼鏡等利用可)で、雪が積もっている状態を確認できた場合に発表されます。従って、観測対象となっていない山や雲などにより山頂の視界が遮られる場合などでは発表されません。

富士山で初冠雪 平年より4日、昨年より27日早く 9月の観測は6年ぶり 富士山の初冠雪の定義 - unavailable days
富士山で初冠雪 平年より4日、昨年より27日早く 9月の観測は6年ぶり 富士山の初冠雪の定義 - unavailable days

    平年より4日 昨年より27日早い観測 9月26日午前7時20分ごろ、雲の上に見えた富士山の山頂付近で雪が積もっているのを市の職員が確認していましたが、甲府地方気象台からは雲

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北海道 2020寒候年気象観測記録

2020年寒候年(2019年8月〜2020年7月)

初雪

観測官署
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
 
最早
 
最晩
 
統計開始
 
稚内 10/22
 11日遅い
11/14
12日早い
11/2 1978
10/ 6
2018
11/14
1939
旭川 10/23
 14日遅い
11/14
8日早い
11/6 1898
10/ 2
2012
11/18
1889
網走 10/31
7日遅い
11/14
7日早い
11/7 1954
10/ 7
2012
11/18
1890
札幌 10/28
 10日遅い
11/20
13日早い
11/7 1880
10/ 5
1890
11/20
1877
帯広 11/ 7
 
11/19   1945
10/11
1892
11/24
1893
釧路 11/10
 
11/21   1923
10/11
1928
12/ 9
1911
室蘭 11/ 1
6日遅い 
11/21
14日早い
11/7 1978
10/13
1975
11/23
1924
函館 11/ 3
 4日遅い
11/21
14日早い
11/7 1878
10/11
1911
11/27
1873

 

初霜

観測官署
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
  
最早
 
最晩
 
統計開始
 
稚内 11/ 7

11/8   1969
10/ 1
1972
11/27
1939
旭川 10/ 8
12日早い
10/ 5
9日早い
9/26 1913
9/14
1972
10/25
1889
網走 10/25
 9日早い
11/4
19日早い
10/16 1913
9/15
2012
11/16
1890
札幌 10/25
9日早い
10/20
4日早い
10/16 1888
9/ 9
2005
11/15
1877
帯広 10/ 9
5日遅い
10/18
4日早い
10/14 1913
9/14
1979
10/30
1893
釧路 10/18
平年と同じ
11/1
14日早い
10/18 1935
9/16
2003
11/ 5
1911
室蘭 11/10

11/15   1969
10/ 5
1965
12/21
1924
函館 10/19
1日早い
11/13
26日早い
10/18 2001
9/22
2005
11/14
1874

 

結氷

観測官署 結氷
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
  
最早
 
最晩
 
統計開始
 
稚内 11/ 4
3日遅い
11/8
1日早い
11/7 1955
10/11
2012
11/18
1939
旭川 10/15
1日早い
11/4
21日早い
10/14 1987
9/20
1966
11/ 6
1926
網走 10/27
10日遅い 
11/16
10日早い
11/6 1984
10/ 8
2012
11/16
1904
札幌 10/27
 9日早い
11/4
17日早い
10/18 1904
9/25
2010
11/15
1880
帯広 10/13
1日遅い
10/18
4日早い
10/14 1893
9/17
1979
10/30
1893
釧路 10/22
8日早い 
11/2
19日早い
10/14 1940
9/30
2003
11/ 5
1911
室蘭 11/11
 
11/22   1983
10/21
1997
12/ 1
1924
函館 10/28
 7日遅い
11/13
9日早い
11/4 1984
10/ 5
1946
11/18
1880

 

積雪

観測官署 積雪
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
 
最早
 
最晩
 
統計開始
 
稚内 11/ 3
4日遅い
11/21
14日早い
11/7 1999
10/17
1975
11/23
1961
旭川 11/ 3
4日遅い 
11/20
13日早い
11/7 1983
10/ 7
1975
11/23
1961
網走 11/10
 2日早い
11/20
12日早い
11/8 1964
10/25
1977
11/30
1961
札幌 11/ 8
 
11/21   1968
10/12
1989
11/30
1961
帯広 11/21
 
11/21   2013
10/16
1991
12/11
1961
釧路 11/29
 
11/21   1978
10/28
1983
12/23
1961
室蘭 11/16
 
11/21   1964
10/25
2006
12/ 5
1961
函館 11/12
 
11/23   1983
10/24
1997
12/ 1
1961

 

長期積雪

観測官署 長期積雪
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
  
最早
 
最晩
 
統計開始
 
稚内 11/26
 
11/15
 
  2016
10/31
2013
12/22
1961
旭川 11/22
 
11/15
 
  2016
10/29
1990
12/15
1961
網走 12/ 3
 
12/ 4
 
  2000
11/16
1962
12/23
1961
札幌 12/ 4
 
11/18
 
  1998
11/17
2009
12/14
1961
帯広 12/10
 
11/18
 
  1976
11/14
1978
1/19
1961
釧路 12/30
 
1/ 1
 
  2011
12/ 3
1983
2/ 7
1961
室蘭 12/25
 
11/30
 
  1987
11/25
1962
2/12
1961
函館 12/16
 
11/19
 
  2017
11/19
1992
1/20
1961

 

 

初冠雪

観測官署 冠雪
平年初日
平年差
昨年初日
昨年差
本年
  
稚内 10/ 3
13日早い
10/13
23日早い
9/20
旭川 9/25
4日早い
9/20
1日遅い
9/21
網走 10/13
7日早い 
11/1
26日早い
10/6
札幌 10/16
21日遅い
10/30
7日遅い
11/6
帯広 観測対象なし
釧路 10/15
 21日遅い
10/30
6日遅い
11/5
室蘭 10/28
10日遅い
11/17
10日早い
11/7
函館 10/25
14日遅い
10/30
9日遅い
11/8

冠雪の初日を観測する気象官署と観測対象の山岳名

稚内 旭川 網走 札幌 釧路 室蘭 函館
利尻山 旭岳  斜里岳 手稲山 雌阿寒岳 鷲別岳 横津岳

 

 

冬の期間と寒候年

冬の期間

気象学では1月から3月で、「暖冬」や「厳冬」の判断はこの3カ月間の平均気温をもって行われる。

二十四節気では立冬から立春の前日まで。

西洋では伝統的に、冬至(の日)から春分(の日)の前日までとすることがある。登山での冬期登頂記録はこの慣例に基づいて判定されることが多い。

 

寒候年

初雪は10月、初霜は11月、終雪は4月というように、括りとしては冬の気象としての出来事になり、1年間や年度の単位では期間をまたいでしまうため、冬の期間(シーズン)としての評価ができないという弊害がある。

そこで、他の気象観測の記録とは区別して、前年8月から当年7月31日までの期間として定めたものを寒候年という。

例えば、2020寒候年は、2019年8月1日から2020年7月31日までの期間を示す。つまり、その年の7月末で、寒候年度が次年度となる。

 

 

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