皇室 地震

天皇皇后両陛下 北海道胆振東部地震の被災地へ

天皇皇后両陛下 北海道胆振東部地震の被災地へ

平成30年7月豪雨で岡山県を見舞われた天皇皇后両陛下

 

特別機で新千歳へ 上空から厚真町のご様子も

天皇皇后両陛下は、11月15日日帰りで、9月6日に最大震度7を観測し、41人の犠牲者を出した北海道胆振東部地震で甚大な被害となった北海道厚真町をご視察、被災者を見舞われることが同13日に閣議報告されました。

高橋はるみ知事は談話を発表し、「道民一丸で復旧・復興の取り組みを進める中、本道をご訪問いただくことは大きな励みとなる」と感謝を表明しました。

大規模な土砂災害により36人の犠牲者を数えた厚真町をはじめ、液状化現象で地盤に大きな被害を受けた札幌市や北広島市など、現在も多くの人々が避難生活を余儀なくされています。

 

15日午前 羽田空港をご出発

宮内庁の発表によると、天皇皇后両陛下は15日の午前中、特別機で羽田空港をご出発。

北海道の新千歳空港に向かい、天候状況が許せば、上空から厚真町の土砂災害のあとを視察される予定です。

 

新千歳空港ご到着後はマイクロバスでご移動

新千歳空港にご到着後の両陛下は、マイクロバスにお乗り換えになり、厚真町に向かわれる予定です。

厚真町にご到着後は、高橋はるみ北海道知事から、道内の被災状況について説明を受けられます。

その後、山の斜面が大規模に崩れ、住宅などの建物が押しつぶされた吉野地区などを見渡すことができる場所にご移動され、厚真町長による説明を受けられる予定です。

このあと、厚真町内の公共施設に集まる被災者や犠牲となられた方の遺族を見舞われます。

また、救助・復旧活動の拠点となっている施設のひとつで、警察・消防・自衛隊など災害対応の関係者をねぎらわれる予定です。

 

ご帰京は夜

天皇皇后両陛下は、北海道でのご予定を終えられ日帰りでご帰京、夜、東京に戻られる予定です。

 

 

厚真町では北海道警察が警備の準備へ

厚真町内では、13日、北海道警察の警備担当者らが当日の警備配置の準備を開始しています。

また、道警では新千歳空港及び同空港から厚真町までの移動に使われる高速・一般道の交通規制、警備についての準備が行われています。

 

 

高橋はるみ北海道知事記者会見

北海道への行幸啓について 11月13日知事定例

もうすでに宮内庁から発表があったと思いますが、天皇皇后両陛下におかれましては、明後日15日に、胆振東部地震による被災地御見舞のため、北海道に行幸啓いただくことになりました。

両陛下のご来道は、ご記憶のとおり、今年8月上旬に「北海道150年記念式典」へのご臨席、また利尻島へのご訪問など、道内をご視察いただいて以後間もないわけでありますけれども、9月6日の地震発生直後に侍従長を通じて私どもにお見舞いのお言葉もございまして、また、ご示しを受けて9月下旬(25日)に両陛下に被災状況のご説明なども申し上げたところでございます。その時の私自身の印象として、8月上旬に訪問した、例えば北広島市で農福連携の現場をご覧いただいたのですが、その北広島市も大きく被災いたしましたし、むかわ竜の化石を北海きたえーるでご覧いただいたのでありますが、化石が発見されたむかわ町も大きな被害が出たなど、8月のご来道の際の思い出とつながる形で、大変ご心配をしておられたところでございます。

今回、もう寒さが相当深まってきておりますが、行幸啓で両陛下にお見舞いをいただくということは、私どもとしても大変ありがたいことだと思っているところでありまして、しっかりとお迎えしたいと、このように思っているところでございます。

 

 

天皇皇后両陛下ご来道に伴う 警備・交通規制等について

11月14日夜の時点で、北海道警察本部からは具体的な交通規制についての発表は行われていません。

これまでの慣例から、

・北海道ご到着前後からご出発までの新千歳空港内外の警備強化(両陛下が空港内に滞留されているとき以外も、空港周辺及び空港内の警備は強化実施)。

・新千歳空港から苫小牧方面・厚真町までの一般道・高速道の警察官配備、パトロール強化

・両陛下のお乗りになるマイクロバスは、白バイ先導(天候等により変更)前後をパトカーと護衛車(警備部の覆面パトカー)、宮内庁車両等からなる車列を形成し、経路となる道路には事前から警察車両や警察官の配備が行われ、車列通過の際には交わる道路、対面するする道路などが一部通行規制となる場合がある

・一般道および高速道において、車列の前後は一定間隔を空ける規制等の実施

新千歳空港と周辺では両陛下ご到着予定の午後と東京へご出立の夕方から夜にかけて混雑等が予想されます。
また、新千歳空港から苫小牧・厚真町方面の一般道と高速道では被災地へ向かわれる午後と新千歳空港に移動される午後の遅い時間から夕方頃に混雑等が予想されます。
厚真町周辺では午前中から午後ないし夕方にかけて、車両等への通行規制が行われる可能性があります。

 

 

高橋はるみ北海道知事を御所にお招きになられていた

天皇皇后両陛下は北海道胆振東部地震発災後、高橋はるみ北海道知事を御所に招き被災状況や災害対応について説明をお受けになられるなど、地震による被害にお心を痛め、側近を通じてお見舞いの気持ちをあらわす一方で、早い時期での被災地への訪問を強く望まれていたということです。

 

 

当日の報道

両陛下が日帰りで被災地訪問 厚真町で遺族と懇談も(18/11/15)

 

天皇、皇后両陛下は15日、胆振東部地震の被災者を見舞うため、最大震度7を観測し、甚大な土砂災害が発生した厚真町を訪問された。

両陛下は羽田空港から特別機で同日正午すぎ、新千歳空港に到着。その後、マイクロバスで厚真町へ。同町では、町総合ケアセンター「ゆくり」で高橋はるみ道知事から被災状況の説明を受けた後、マイクロバスに乗り、宮坂尚市朗町長の案内で、多くの人命が奪われた土砂災害の現場を視察した。再び同センターに戻り、被災者や犠牲者の遺族、救助活動に当たった人たちと面会した。

両陛下はその後、新千歳空港へ移動し、特別機で同日夕帰京する。

両陛下は8月にも北海道150年式典の出席で、北海道を訪れている。宮内庁によると、両陛下は地震直後から現地の状況を案じ、発生翌日の9月7日に侍従長を通じて高橋知事にお見舞いの気持ちを伝えた他、同月25日には皇居・御所で高橋知事から被害状況の説明も受けた。

両陛下は大規模な自然災害が起きるたび、被災地への見舞いを続け、9月には2週連続で西日本豪雨の被災地を訪問。現地の負担にも配慮しており、今回も宮内庁職員らと共にマイクロバスで移動し、日帰りの訪問とした。

天皇皇后両陛下 北海道胆振東部地震

苫小牧民報

 

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