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地震

カリブ海・ハイチ共和国でM7.2の地震|2021年8月14日発生

 

ユニセフ、被災者を子供54万人を含む120万人と推計、死者はこれまでに1941人

カリブ海の島国ハイチ南西部を14日に襲ったマグニチュード(M)7.2の地震について、国連児童基金(ユニセフ)は17日、被災者は子ども54万人を含む120万人に上るとの推計を発表した。

これまでに確認された死者は少なくとも1941人、負傷者は6900人。死傷者はさらに増える見通しだが、被災地では豪雨の影響で土砂崩れが発生して道路が寸断され、捜索救助活動は難航している。

ユニセフの17日の発表によると、熱帯暴風雨「グレース」が16日に被災地を直撃し、水や避難場所の確保が一層困難になった。洪水や土砂崩れのために被災者の窮状はさらに悪化する見通しで、人道支援も一層難しくなることが予想される。

17日には各国が支援強化を発表した。米国防総省は、合同作業部会を設置して米国際開発局(USAID)の災害救援活動を支援すると表明。国連は800万ドル(約8億7600万円)、欧州連合(EU)は350万ドル(約3億8300万円)を、それぞれハイチ支援に割り当てた。

ユニセフのブルーノ・マース・ハイチ代表は、地震の被災地を襲う強風や豪雨を目の当たりにしたと述べ、「地震のために何もかも失った数えきれないほどの家族が、洪水によって文字通り足が水に浸かった状態で暮らしている」と訴えた。

ユニセフは支援団体と連携して防水シートや仮設トイレ、水タンク、衛生用品などを配っているという。

CNN気象専門家によると、ハイチ西部は雷雨が続き、地震の被災地では17日午後から夕刻まで雨が降り続くことが予想される。(CNN201808181256)

 

 

これまでに1297人が死亡

8月15日

ハイチ当局は、15日までに少なくとも1297人の死亡を確認、負傷者は約5700人に上っていると発表
最も被害が大きかったと思われるのはハイチ南西部で、とりわけレカイ市周辺の被害が甚大だった模様
隣国ドミニカ共和国は食料と医療品の送付を申し出ている。キューバは医師250人以上を送ったと報じられている
ハイチの市民保護局のジェリー・チャンドラー局長は15日、レカイ市がある南県で住宅約1500棟が完全に倒壊し、約3000棟が損壊したと述べた。また、ハイチが進路となっている熱帯性低気圧「グレース」によって、近日中に「事態が悪化すると予想される」と話した

AP通信は、日本時間8月16日午前零時過ぎ、ハイチで発生した地震での死者が少なくとも724人と報じた

これまでに304人が死亡 負傷者は1800人以上

カリブ海のハイチで、8月14日現地時間午前8時30分頃(USGS観測は12:29:08.422 UTC。日本時間では同日夜)、M7.2の地震が発生した。

ハイチの市民保護サービスによると、これまでに確認されている死者は304人、負傷者は少なくとも1800人。地震発生直後から一般市民が崩れた建物の瓦礫から救助活動を開始後、緊急の救助チームが加わった。

現地報道などによると、少なくとも949の家、7つの教会、2つのホテル、3つの学校が崩落するなどした。さらに723の家、1つの刑務所、3つの保健センター、7つの学校が被害を受けた。

港、空港、通信インフラに大きな被害はなかったという。

被害を調査するため、アリエル・アンリ首相は、1か月にわたる非常事態を宣言した。

当局によると、最寄りの大きな町はレカイで、多くの建物が倒壊したり、大きな被害を受けた。

「瓦礫から遺体が引き抜かれ、負傷し、おそらく死んだ人々を見た」と、地震が発生したときに市場に出ていたレ・カイの居住者、ジャン・マリー・サイモン(38)は、家族が無事かどうか確かめるために家に帰った。「通りかかったところどこでも痛みの叫びが聞こえた。」彼の妻と2歳の子供は、家の前が崩れる直前に、入浴していて、裸で通りに急いで出た。サイモンは妻にシャツを渡し、彼らは他の地元の人々と一緒に教会の中庭に避難した。彼の母親の家も崩壊していた。「余震はたくさんあり、そのたびに人々は走って叫びます」と彼は言った。「私の足はまだ震えています。」(現地報道)

 

 

CNN

カリブ海の島国ハイチで14日朝(日本時間同日夜)、マグニチュード(M)7.2の地震が発生し、アンリ首相によると少なくとも304人が死亡した。

当局の発表によると、さらに1800人以上が負傷した。アンリ氏は記者会見で、ニップ、グランダンス、西、南の4県に緊急事態宣言を出し、医薬品や医療スタッフを送り込んでいると述べた。

米地質調査所(USGS)によると、震源は南西部サンルイデュシュッドから北東12キロ、深さは10キロ。同日昼前にM5.2、正午ごろにM5.1の余震が観測された。

米赤十字によると、民家や道路、インフラ施設に相当な被害が出ている。SNSに投稿された現地の動画には、建物が倒壊し、道路にがれきが散乱した場面などが映っている。

アンリ氏は14日夕、被害状況を視察するためグランダンスを訪れた。現地からツイッターを通し、国民の連帯を呼び掛けた。

ハイチではモイーズ大統領暗殺などの政情不安と新型コロナウイルスの感染拡大、食料不安などに地震の被害が重なり、危機の深刻化が懸念される。

国内で稼働可能なヘリコプターは国連保有機のみ。被災地の中には6月以降、ギャングの抗争で孤立していた地域も含まれている。

米国のバイデン大統領は声明で被災者らに見舞いの言葉を送り、国際開発庁(USAID)を通した支援を表明した。赤十字や国境なき医師団、中南米諸国もそれぞれ支援に乗り出している。

同国で2010年1月に起きたM7.0、震源の深さ13キロの地震では建物数十万棟が倒壊し、22万~30万人の死者が出ていた。(CNN 20210815 1210JST)

 

 

AFP

カリブ海(Caribbean Sea)の島国ハイチで14日朝、マグニチュード(M)7.2の地震があり、少なくとも304人が死亡した。地元当局が同日夜、明らかにした。同国はいまだ、2010年の大地震からの復興途上にあった。

市民保護局のジェリー・チャンドラー(Jerry Chandler)局長は記者会見で、「南(South)県で160人、ニップ(Nipped)県で42人、グランダンス(Grand'Anse)県で100人、北西(Northwest)県で2人の死亡が確認された」と明らかにした。

震源地は、道路距離で首都ポルトープランスの西約160キロ。

最初の長い揺れは、ハイチの多くの地域で感じられた。被災者が投稿した画像によると、南西部の半島では学校や住宅が損壊した。

チャンドラー氏によると、特に被害が多かった地域では、救急医療が逼迫(ひっぱく)しており、少なくとも三つの自治体で救急病棟が満床となっている。

アリエル・アンリ(Ariel Henry)首相は、全土に1か月間の非常事態を宣言。連帯を示し、パニックにならないよう国民に呼び掛けた。

米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は、「ハイチの人々が既に困難に直面しているにもかかわらず、壊滅的な地震が起きたことに心を痛めている」と述べた。「被害状況を調査し、治療が必要な負傷者や、生活を再建しなければならない人々を支援する」

米地質調査所(USGS)は地震直後に津波警報を出したが、間もなく解除した。(AFP 20210815 0935JST

 

 

 

 

BBC

カリブ海の島国ハイチで14日午前8時29分(日本時間午後9時29分)ごろ、マグニチュード(M)7.2の地震が発生した。少なくとも304人が死亡、1800人以上が負傷した。

米地質調査所(USGS)によると、震源地はサンルイ・ドゥ・スドの町から約12キロ。首都ポルトープランスからは、西に約125キロ。震源の深さは10キロ。

この地震で、教会やホテルを含む複数の建物が倒壊した。

アリエル・アンリ暫定首相は、「広範囲に被害」が出ているとして、1カ月間の非常事態宣言を発令した。

USGSによると、すでに少なくとも6回の余震が発生している。そのうち一つはM5.1の規模だった。

ハイチは2010年1月に起きたM7.0の地震でも、甚大な被害を受けた。

今回の地震を受けて、ハイチ系アメリカ人の父親を持つテニスの大坂なおみ選手はツイッターで、ハイチへの連帯を示した。

米ウエスタン&サザン・オープンに出場する大坂選手は、「私は今週トーナメントに出場しますが、賞金全額をハイチの緊急支援に送ります。私たちの祖先の血は強い。立ち上がり続けます」と述べた。

強い揺れは住民が密集するポルトープランスや、近隣諸国でも感じられた。

震源地の近くに住むクリステラ・サンイレールさんはAFP通信に、「多くの家屋が破壊され、大勢が死亡した。病院に運ばれた人もいる」と話した。

アンリ首相は、救援チームを動員したと述べ、「何より大事なのはがれきの下からできるだけ多く、生存者を救出することだ」と述べた。「現地の病院は、特にレカイでは、病院が負傷者であふれているそうだ」も明らかにした。

首相はこの後、「より効果的な緊急対応に向けて、被害状況を把握するため」、レカイの状況を飛行機で上空から視察したとツイートした。

アメリカのジョー・バイデン大統領は、ハイチへの緊急支援を指示。米国際開発庁が「被害規模を把握し、負傷者の救助や復興作業を支援していく」と方針を示した。

「ただでさえハイチの人たちは厳しい状況にあるのに、このような甚大な地震被害に遭ったことを、悲しく思っている」とバイデン氏は述べた。

ハイチの新聞ル・ヌーヴェリストのフランツ・デュヴァル編集長は、レカイではホテル2棟も倒壊したとツイートした。現地の病院には負傷者があふれ、病院の対応能力を超えているという。

「2021年8月14日、午前8時半ごろ、ハイチの地面がゆっくりと強力に、そしてとても何秒にもわたる長い間、揺れた」とデュヴァル氏は書いた。

同紙の記者たちは後に、南岸の教会やホテルの大半が全壊するなど、大きな被害が出ていると報告した。

レカイにある米聖公会教会のアビアド・ロザマ大執事は米紙ニューヨーク・タイムズに、「通りは悲鳴であふれている。誰もが探し求めている。愛する人を、物資を、医療の助けを、水を」と話した。

地震の後、ソーシャルメディアには被害に遭った建物やがれきの写真が投稿された。

国際支援団体「セイブ・ザ・チルドレン」のハイチ担当、レイラ・ブララ氏はニューヨーク・タイムズに、被害規模を把握するには数日かかるだろうが「これが巨大な人道危機であることは明白だ」と話した。

ポルトープランスに住むナオミ・ヴェルネウスさん(34)はAP通信に対して、地震でベッドが揺れていて目が覚めたと話した。

「起き上がって、靴を履く時間もなかった。私たちは2010年の地震を生き延びているので、走って逃げるしかできなかった。子供2人と母親がまだ家の中にいるのに後から気づいて、近所の人が中に入って、出るように言ってくれた。みんなで道に走って出た」と、ヴェルネウスさんは述べた。

2010年のハイチ地震では20万人以上が犠牲になり、国のインフラや経済を大きく破壊した。

ハイチでは7月、大統領が暗殺されたばかり。アンリ氏の首相就任によって9月の総選挙への道が開かれたものの、政治危機が続いている。(BBC 20210815 1138JST)

 

 

大坂なおみ「心を痛めている」父の祖国・ハイチ大地震に賞金寄付を発表

テニスの大坂なおみ選手が15日、SNSを更新。父の祖国でもある中米カリブ海のハイチで発生した大地震について、「心を痛めている」と、つづりました。また、出場予定のウエスタン&サザンオープン(16日開幕、アメリカ)の賞金を寄付する考えを明かしました。

以下、大坂選手のコメント(英文の翻訳)
「ハイチで起こっているすべての惨状に心を痛めています。そして私たちは本当に気を休めることができないように感じます。今週はトーナメントに出場する予定です。賞金はすべてハイチの救援活動に寄付します。私たちの祖先の血は強く、私たちは立ち上がり続けます」(REUTERS)

 

 

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