御即位当日における祝意奉表
平成31年4月2日
閣 議 決 定
御即位当日(5月1日)、祝意を表するため、各府省においては、下記の措置をとるものとする。
記
1 国旗を掲揚すること。
2 地方公共団体に対しても、国旗を掲揚するよう協力方を要望すること。
3 地方公共団体以外の公署、学校、会社、その他一般においても、国旗を掲揚するよう協力方を要望すること。
国旗掲揚の基本事項
下記は、国際プロトコールの内容を含むもの及び社会通念上一般的に用いられる方法について記述しています。
国旗は国の象徴であり、国旗に敬意を表することは国際社会の基本的なマナーである。
右(向かって左)上位が原則(日本では相手国旗上位)
国連基準サイズ/縦:横=2:3(英国、ネパール等例外もある)
(外務省:プロトコールの基本)
国旗取り扱いの基本
以下のような掲揚は原則行わない。
×破損、汚れた国旗の掲揚
×雨天・日没後の掲揚
×国旗と団体旗の併揚
国旗を掲揚する時間
一般に、日の出(または始業時)から日没(または終業時)まで。
雨天の場合
屋外への掲揚は行わない。
国の機関・宮内庁関連施設など、この限りではない場合がある。
一般にあっては、雨天時の屋外掲揚は行わず、屋外でも屋根のある門前、屋内では上位位置に掲揚。
旗竿(掲揚ポール)のある場合
旗竿がある場合は、常に旗竿の最上部(竿頭)に接して掲げる。
旗竿が3本設置されている掲揚施設の場合は、中央の旗竿に掲揚します。
三脚等を利用する場合
国旗が地面に接することがないよう注意すること。
上位
1.日本では向かって左が、上位です。
2.前後の関係では、手前が上位です。
3.上下の関係では、より高い方が上位です。
国旗と団体旗(社旗等)を併揚する場合
1.国旗は一国を代表するものですから、国旗と団体旗を併揚することは避けるべきとされています。
どうしても併揚せざるを得ない場合は、国旗は団体旗よりも大きく、また、団体旗よりも高く掲げなければなりません。
2.1本の旗竿に複数の国旗・団体旗を掲げることはできません。
3.旗竿(掲揚ポール)が3本の場合は、最も高い旗竿に国旗、その向かって右に団体旗を掲げます。
日本国旗と外国旗の併揚
1.日本国旗と外国国旗を併揚する場合は、日本では、とくに外国に敬意を表わすという意味から、外国国旗をポールまたは壁に向かって左側(上位席)に、日本国旗を右側に掲揚するのが一般的な形となっています。(なお、アメリカ、フィリピンなど自国旗優先主義をつらぬいている国があります)。ポールを使用する場合は、併立するのも交差するのも可能です。ただし、交差する場合の国旗の位置は、向かって左側に外国国旗、右側に日本国旗となる点は変わりありませんが、ポールの交差する部分が外国旗が手前になるので、注意が必要です。
2.三カ国以上の国旗を掲揚する場合は、
(ア)三カ国の場合
通常、日本国旗を中央に、他の二カ国の国旗は、国連方式による国名アルファベット順にしたがって先順位の外国国旗を日本国旗の向かって左側に、そして他の一国の国旗を右側に掲揚します。
壁に掲揚する場合、スペースの関係で複数の国旗を横に並べて掲揚できない場合には、各国旗を縦向きに掲揚することも可能ですが、この場合、たとえば、アメリカ合衆国の星条旗やオーストラリアなど、旗の左上部の小区画(カントン)がある国旗については、必ずカントンが右上方(向かって左上方)にくるようにしなければなりません。
(イ)四カ国以上の場合
通常、国連方式による国名アルファベット順に従って、ポールまたは壁に向かって左から右へ羅列してゆく方法が一般的ですが、たまたま国の数が奇数の場合には、日本国旗を中央に配して外国国旗をアルファベット順に交互左右に配列してゆく方法があります。
(外務省:国際儀礼)