台風

台風への備え 一人ぼっちの時の最低限

 

台風19号は、11日午前11時から気象庁の予報課トップ自ら会見を行う異例の警戒を呼びかけています。

自治体から「避難に関する情報(避難準備情報・避難勧告)」が出た段階で、避難指示よりも前に、早めの避難をすることを強く推奨します。

前置きと説明が長いので、もくじから「用意しておきたいもの・最低限(まとめ)」まで飛んで、それ以下をお読みくださると早いです…。

発災から72時間(最低3日間)凌げること

私はこれまでの人生で、震度6以上の地震を3度、電柱の倒壊や河川の氾濫を伴うような台風や風水害を4度、火山の噴火を2度、被災者またはそれに近い状況下の人として、経験してきました。

「運が悪い」という友人も多くいますが、いまもこうして生活を続けていますので、身内からは「幸運」と言われます。

過去の経験から、地震にしても、台風にしても、すぐに誰かが助けてくれるわけではありません。そもそも、周辺の人々は皆等しく被災していますし、大きな災害の場合には自衛隊のみなさんが独自の判断で直ちに初期行動を遂行されますが被害規模が大きいほど「被災地に到着する」までの道程には困難を伴います。

大きな地震であれば自治体によって「避難所」が開設されます。風水害の危険が迫る状況であれば、その危険度に応じて避難準備情報や避難勧告、避難指示が発令されます。これまでの私の経験から、何の準備もしていなくて、少しでも「心細い」と感じるなら、避難勧告が出たら、必要なものと大切なものをボストンバッグに詰めて、とっとと避難所に行きましょう。手持ちのお金があまりなくて困るかもしれないというようなときにも、避難所を頼ることも考えておきましょう。

受けた恩は、いずれ、別の形でも、誰かに返すことができます。

「たぶん大丈夫」という、根拠のない過信ほど怖いものはありません。

 

直近でいうと、2018年9月6日、北海道胆振東部地震の時、私は道内の某所にいまして、寝てました。

スマホからけたたましい音量で緊急地震速報のアラートが鳴り、何だ!?と目を開けた次の瞬間には激しい揺れがやって来ました。

揺れの後半でハードディスクレコーダーの時計に目をやると「3時08分」。

その時計の表示は、それを見ている最中に「ひゅぅん」という音と共に消え、部屋中真っ暗になりました。

当時の報道では午前3時25分に北海道全域停電「ブラックアウト」が発生したことになっていますが、私のいたところは、ほぼ発災直後に停電して、そのままずっと停電、でした。

手元のスマホが唯一の光源。月明かりのない午前3時過ぎ。驚くほど「見えない」です。

どこで、何が起きているのか知りたくて、スマホを見ても震源に関する情報程度で、ほぼ何もわからない。とりあえずパジャマ姿で外に出てみると、家々も、街灯も、信号機も、みな光を失っていました。

とりあえず部屋に戻り、水道の蛇口をひねると水が出ましたので、鍋やらやかんやら空いているペットボトルやら、浴槽やらに水を貯めました。いつ断水に至るかわかりません。

ガソリンを満タンにしておこうと考えて、24時間営業のスタンドに、信号のない道に緊張しながら向かいましたが「停電で給油不可」、他もきっと同じ。

北海道電力によると、停電は8日の時点で99%まで復旧されたとしています。全面復旧は10月4日。実に1ヶ月です。

私の居たところは、地震発生日を含めて3日目の午後5時ころに電力供給が再開されました。発災からおよそ62時間後、です。

この3日間の停電は、相当に堪えました。

 

72時間という指標

非常事態の発生から「救助可能な時間(生きて救け出せる時間)」が72時間、という概念が日本に定着したのは阪神淡路大震災からと云われ、東日本大震災における救助活動の実体もおおむね同様であったとされています。

海外では、「Golden Hour」という救命医学で使われる考え方があり、これをカーラーの救命曲線と呼びます。

「外傷による死亡の疫学調査の結果、受傷から1時間以内に手術室に搬入していれば救命できた可能性のある例がかなりの割合に上ることが分かったことから、受傷から1時間以内をゴールデン・アワーと通称したもの」で、米軍でも採用されており、戦場において負傷兵が発生した場合1時間以内に医療手当をすることを標準ルール化しています。

そして、もうひとつ、「The rule of threes」というアメリカで使われるサバイバルの要件があります。

You can survive three minutes of severe bleeding, without breathable air (unconsciousness generally occurs), or in icy water.
重度の出血、呼吸できる空気がない状況、氷水の中なら3分

You can survive three hours in a harsh environment (extreme heat or cold).
猛熱・極寒など過酷な環境なら3時間

You can survive three days without drinkable water.
水を飲めなければ3日間

You can survive three weeks without edible food.
何も食べられなければ3週間

発災から72時間が、「Golden 72 Hours Rule」(黄金の72時間)とも呼ばれるのは、これらの言葉を組み合わせて日本で作られた用語だと云われていて、現在では日本発の防災用語として広く海外でも使われるようになっています。

 

例え、生命の危機が差し迫る状況下に自分が置かれなくとも、何らかの災害が発生したときには、「72時間はがんばろう」ということを目標にして、日頃の備えをしておくことが重要でしょう。

事前避難していない状態で被災したら、72時間あれば自力で移動可能なレベルまで道路などが復旧されている可能性が高く、とにかく救けを求められる場所に行けること、行けるようになるまで(あるいは救けが来るまで)がんばること、です。3日間、がんばる。

 

自分一人分の最低限・モノの準備

公的機関や防災マニュアル、自分も含めた被災された方々の経験などから、最低限の備え、です。

 

飲料水として 水1日3リットル

「口にする」ことを前提とした水を1日あたり3リットル、3日分(72時間)で9リットル。

 

水や火を使わないで食べられる食料品

「水や火を使わない」でも食べられることが重要です。

・飲料水はできるだけ温存したい
一般的なカップ麺で使うお湯の目安は、400ml前後です。3個作ると1.2リットルです。1日3リットル用意している飲料水の半分近くがなくなってしまいます。水からお湯として沸かすときにはわすかであっても「蒸発」しますので、お湯の湯気はもったいない、です。

・火を使わない
停電であれば「IH調理器}は使えません。
都市ガスは安全が確認されるまで、供給遮断します。
プロパンガスは、昔は自宅のキッチンの下にプロパンガスを置いているという家も多くありましたが今どきはめずらしいでしょう。アパートなどでプロパンガスという建物はそこそこありますが、地震時には安全装置が働いて元から遮断されて使用できないことがあります。場合によっては都市ガスよりも復旧に時間がかかるかもしれません。
カセットガス式のコンロはあれば幸運。でも、肝心のカセットガスの予備がない(少ない)ということもよくあること。

基本的に火を使わない、お湯を使わないで食べることが可能な食料品を用意しておきましょう(具体的な食品の種類は下部のまとめ参照)。

ただ、冬場などは「温かい食べ物」が精神的にも肉体的にもとても効果が高いので、カップのおみそ汁やスープ類は普段から多めに蓄えておくと良いともいます(かさばりますが、食器類が使い物にならないということもあるので、器付きの食品は大切です)。

 

予備バッテリー

情報を得るにも、身内と連絡を取るにも、救けを呼ぶにも、スマートフォンや携帯電話は必需品です。
予備バッテリーは自分の使っている機種のバッテリー容量に合わせて、72時間使える分用意しておくことが望ましいでしょう。

※停電時には基地局もバッテリー駆動となり、48時間〜60時間程度で繋がらなくなる可能性があります。また、基地局そのものや、基地局に通信線を架線している電柱が倒壊して切断されればやはり通信は不能です。

 

大きなゴミ(ビニール)袋

断水となった場合、困るのはトイレです。

小さい方はいろいろな逃げ道があります。トイレでして長さないとか、いろいろな方法が可能です。

問題は、大きい方です。

トラブルが起きると、すぐにお腹を壊す私などは死活問題です。

そこで、用意しておきたいのが大きなゴミ袋。色なんてなんでもいいです。大きさとしては、様式トイレの便座が丸ごと被るくらいのもの。便器全体にかけて、真ん中を押し下げ、ビニールの上から便座に腰掛けて用を足します。紙もそのままゴミ袋の中に捨て、空気を抜いて縛ればOKです。1回毎に縛って、連用はしません。夏場など厳しいことになりますし、大腸菌は恐ろしいので1回限りの使用です。

1日に3回使ったとして3枚、3日間なら1人10枚あれば、場合によっては小さい方もまかなえます。100均などでも売っていますので、多めに買っておくことをおすすめします。

あとでどうやって捨てよう(ゴミに出そう)などと考えてはいけません。非常時なのです(コクヨなどから、トイレに被せて使う簡易トイレが発売されていますので、そのようなものを用意されるというのも手です)。

ゴミ袋は避難所に荷物を背負っていくときにも使えます。いろいろ出番があります。

 

これだけあれば、とりあえず、3日間、どうにかやり過ごせます。

ただし、自然条件がある程度整っていることが前提です。年齢にもよりますが暑さは気合で乗り切ることも可能です。でも、寒さは気合や根性でどうにかなるものではないことを知っておいてください(暑さ・寒さへの備えも後述します)。

 

 

一人ぼっちでもある程度安心できる準備

カセット式ガスコンロと予備ガスボンベ

言わずもがなですが、電気・ガスの供給が停止しているときには、とても力強い存在です。

ここで気になるのが、カセットボンベの燃費と備蓄量。

Iwataniさんの実験によると、カップ麺(大)2個分に使用するお湯約1.2リットルを沸かすのに、気温25℃でガス使用量は19.7g、気温10℃では31.5gとしています。

カセットガスボンベの内容量は250gが一般的ですから、25℃の場合は250÷19.7g=12.69、10℃の場合は250÷31.5g=7.9 となり、25℃で約12.5回、10℃で約8回、1.2リットルのお湯を沸かすことができることになります。

すでにお気づきのことでしょうが、重要なのは「気温」です。もちろん、細かいことを言えば高度や気圧も換算しなくてはなりませんが目安です。

気温の高い時期ならば当然必要なカロリーは少なく、気温が低ければ多くなります。

このことから、冬場は単純に夏の1.5倍強の備蓄が必要です。

個人的には、余裕をもって1日1本使ってしまう計算で最低3本、できれば2パック6本あれば安心でしょう。

具体的な燃費と備蓄の目安はこちらをご覧ください

 

ポット

せっかく沸かしたお湯を余らせて冷めてしまってはもったいないので、ポットに入れましょう。

もちろん、多めに沸騰させてポットで保管も良。

 

使い捨てカイロ

秋から春先には必需品です。

背中(肩甲骨の間くらい)・足の裏(足首)を温めると血液循環で効果が高くなります。

一人なら1回6時間として、2〜3個×4(24時間分)=1日9〜12個×3日=30個 ということになりますが、気温10℃以下レベルで3日間は危険です。日中はカイロ、夜は車で暖を取る。

それ以前に、できるだけ早く避難所に向かうこと。

とにかく急場をしのぐという観点から、使い捨てカイロは一人最低10個。

 

カセットボンベは気温が低すぎると、液体ガスが気化せず、点火すらしません

カセットボンベはおおむね10℃を下回ると燃焼効率が悪くなり、5℃前後で点火すらしなくなる場合があります。

室温10℃以下の環境で、まして5℃以下という状況の中、その場に留まっていることは「死に直結する」レベルで危険です。速やかに避難をすることが先決です。

しかしながら、避難ができなような状況下に置かれる可能性は十分考えられます。

そのようなときに、せめて温かい飲み物でも口にできれば、寒さをしのげる可能性は高くなります。

でも、「気温が低くてガスボンベに火がつかない」。

カセットボンベを使い捨てカイロで温めよう、などとは考えないでください。

カセットボンベには「高温と火気に注意」と明示されており、かつ、直射日光が当たらない場所に保管すること、40℃以上にならないこと、と書かれています。

使い捨てカイロは60℃前後まで温度が上がるものもあります。カセットボンベを使い捨てカイロでモロに温めてしまうと爆発の危険がありますから絶対に止めましょう

カイロをタオルで巻いてボンベに直接触れないようにして箱に一緒に入れ、時々缶に触れながら様子を見て温めるというような方法も考えられますが、ここは安全に「服の中に入れて、自分のお腹で温める」のが一番。体温なら、よほどの高熱でも無い限り40℃には達しません。

私は室温5℃の状態で、10分ボンベを抱えて、無事点火した経験があります。

(注)厳寒の冬山登山でも使用できる、ホワイトガソリンなどを燃料としたストーブ(コンロ)ももちろんあります。

 

冬はスキーウエアなどの防寒着と毛布

私が冬場に被災(長時間の停電)したときは、速攻でスキーウエア上下を着ました(車なかった)。

毛布1枚(大事)。

 

ラジオとLED懐中電灯

モーターなどの動力を使うもの、光(熱)を出すものは、エネルギーを多く必要とします。

スマートフォンの電池の消費は、ほとんどが「画面の光と電波(出す方)」です。

 

ラジオ

日頃、事件や事故・災害が起きればテレビやパソコン、スマートフォン、タブレットなどで情報を得るということに慣れきっています。これが断たれると殊の外堪えます。

停電すれば、電力動作の機器はたちどころに動きません。スマートフォンでと思っても、基地局がアウトだとそれまでです。

とにかく起きていることを把握して、次の行動をどうするのか、が先決です。

ラジオはAMだけではなく、FM放送も聴取可能なものがよいでしょう。

AM放送だけだと全国向けのニュースに終始してしまう可能性があります。FM放送なら、ローカル向けの情報を得られる確立が高く、実際、コミュニティFMで避難所の情報を告知し続けたという例もあります。

 

懐中電灯

御存知の通り、LEDは消費電力が少なく、最近のものは光量も強くなり非常にありがたい発明だとつくづく思います。

LED懐中電灯と旧来の懐中電灯では、電池がもつ時間が比べ物になりませんので、ぜひ用意しておきましょう。

充電式のものもありますが充電するには電力が必要なので、乾電池式または充電+乾電池両用のタイプを。

明かりはないと、とても精神的にこたえるので、複数あると落ち着きます。

 

用意しておきたいもの・最低限(まとめ)

自宅で3日間耐えるのが目標

□現金(小銭も)
停電や電柱倒壊などで停電・通信網の遮断等が発生した場合、キャッシュレス決済ができない可能性があります。また、ATMが使用できないことも考えられますので、あらかじめ現金は用意しておく。店舗での支払いの際、被災状態では店舗側も釣り銭などを十分に用意できない場合が多いので、1000円札と小銭を多めに準備しておくと安心。

□飲料水
1日3リットル×3日=9リットル

□食料品
ようかん、チョコレート、塩飴、チーズ、カップ麺、缶詰類、即席ご飯(お湯で温められるもの)、お茶漬け海苔、ふりかけ ☓3日分
※食料品は好き嫌いもありますし、お湯が沸かせるかどうかも鍵になりますので、パン類など基本的には食べ慣れた好きなものを買い集めておくのが良いです。ようかん、チョコ、塩飴、チーズは国境なき医師団経験の友人の医師のおすすめ品です。

□カセットコンロ

□カセットボンベ 3日で2パック6本
(カップ麺2個分のお湯を沸かすのにどれくらいのガスを使うのか?というような説明は上の方にあります。)

□ポット

□ラジオ(AM・FM)

□LED懐中電灯

□懐中電灯の予備電池(1回に必要な本数×2くらいが1日分。2本必要ならその電池を3日で12本)

□予備バッテリー(スマホ・携帯の充電用。所有しているスマホなどが3回以上満充電できる程度のもの。大いに越したことはない)

□ゴミ袋(大)10枚

□お風呂、鍋、やかん、空のペットボトル、ビニール袋など、器になりそうなものにはできるだけ「水」を貯めておく

□毛布1枚(朝晩は寒いです)

□使い捨てライター2個

□運動靴
氾濫した水を漕いで移動するときに、長靴は無理です。水の抵抗が多く、水が入ると重く、動きにくくなります。
また、ジーンズなどスネを守れるものを穿きましょう。流れてくるものがスネに当たると怪我をします。水も汚いので、危険です。

□着替え・タオルなどはひとまとめにして大きなビニール袋にでも入れておきましょう(防水)

※ローソクはあれば可。ただし、明かりとしては暗く、火災の危険もあるので念の為に用意するつもりで。

家屋が無事である前提で、停電・断水に耐え、ただ生きるための最小限度だとお考えください。
一人ぼっちじゃないときは、上記の数量に単純に人数を掛けてください。

□経口補水液
番外ですが、3日間で1人3本ほどあると良いです。体力的にしんどくなったとき、そのまま飲むか、あるいは水2:経口補水液1くらいの割合で混ぜて、ちびちび飲んでいると良い(友人の医師談)。水そのものよりも、吸収効率が高く、体に必要な水分を補いやすい。暑い場合にも有効。

□暇つぶし
最低限ではないですが、意外に重要です。停電すると暇です。暇になるとスマホなんか見たくなります。ゲームしちゃったりします。やめましょう。バッテリーがもったいない。停電の長期化に備えて「バッテリーはできるだけ温存」しましょう。省電力モードや使わないときは電源を切ってしまうこともアリです。

真っ暗かもしれませんが、LEDライトなどで本・雑誌・マンガくらいは読めます。一人以上いればお話することに飽きたら、トランプ、花札、麻雀、ボードゲームなどで遊びましょう。

 

大切なもの

□薬
台風後も、場合によってはすぐに入することができないかもしれません。
喘息・血圧など常備薬がある人は余裕を確かめてください。

□生理用品

□メガネ・コンタクトレンズの予備

 

 

対策しておくべきこと

□窓
広い窓ほど危険。表側はダンボールをサッシにかかるように当ててガムテープで四角く止める。ダンボールの衝撃吸収は相当なものです。内側も同様または新聞紙や大きなゴミ袋を貼るのが望ましい(飛散防止。窓側ガラスに直接テープ止めしない。サッシに止める)。ガムテープや養生テープを米印に貼る方法が広く云われていますが、窓ガラスに直接貼ると、窓自体の耐圧能力が低下するという実験データを出している論文があり、米国では避けるように注意している事例もあります。目的はあくまでも「割れたガラスが飛び散るのを防ぐ」ことで「割れるのを防ぐ」ことではありません。飛散の防止だけだとカーテンでも効果があります。考え方としては「何かがぶつかって割れるのを防ぐために表にダンボールを貼る」「風圧などで割れた場合、風力で飛散範囲が広がり、さらに高速でガラスが飛散る可能性があるので、内側にも何らかの防御をしておく」ことです。テープを米印に張っても、ガラスが割れにくくなることはなく、飛び散りにくくなる、だけです。

最大瞬間風速60m/sを、時速換算すると216km/hです。先の尖った傘などが時速216kmで窓に飛び込んで来たら、突き刺さる程度では済まなそうということです。窓の補強は大切だとお考えください。

きちんと補強した窓と他の小さな窓の中間点辺り、つまり、どの窓からも等しく離れている場所にいること。
あまりにも風が強く、身の危険を感じたら、トイレかお風呂場、ウォークインクローゼットなど(窓がないことが理想。窓があるならしっかり補強)で耐える。トイレ・お風呂場・押し入れは柱が多く、地震でも倒壊しづらい。

□ベランダ
エアコンの室外機は過去の例でも飛んでしまう可能性があるのでベランダの支柱などに縛り付ける。
洗濯機は蓋が開いてしまうと風を受けて動く、蓋が飛んでいく、その蓋が窓を突き破るなどあるので、動くようなところはガムテで止める。カバーごとガムテで止めるのも可(ただし、カバーは下がパカパカしてると風が吹き込むので、そこも注意して止める)。
サンダル・物干し竿・風鈴・すだれその他、ベランダにあるものは部屋に入れる。

□エアコンの穴
エアコンの穴から強風や雨が吹き込んでしまうことがあるので、コーキングや穴を塞いでいる粘土が緩かったりしたら、とにかくガムテ補強

□冷蔵庫
停電が長期化すると「腐る」ので、生ものや痛みやすいものはとっとと食べるか、冷凍庫へ。
保冷剤やペットボトルなどを凍らせておくと、温度上昇をある程度抑制できる。

□自転車
飛んでいきます。あらかじめ倒してどこかに縛り付けておく。駐輪場であればアースロック+縛る

□車
飛んでいきます。せめてサイドブレーキを。可能であれば丈夫そうな屋内駐車場に。立体駐車場だと停電していると出せません。

□塩害
台風は海上で発達します。そして海からやって来ます。風や雨の中に「塩分」が含まれています。この塩分で発せいるのが「塩害」です。
台風が過ぎて安全を確認できる状態になったら、雨ざらし(風ざらし)になった自転車・自動車・その他錆びるものは、早めにしっかりと洗い流しましょう(洗った後は点検と注油も忘れずに)。

塩害は停電の原因でもあります。

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してはいけないこと

□外に出る
見回りはしないこと。

□玄関のドアを開ける
マンションなど建物内のドアであれば基本大丈夫ですが、直接「外」の場合、ものすごい風圧でなかなか開きません。仮に、無理やり開くと風にあおられて扉が吹き飛んだり、強く押し戻されてとんでもない勢いで閉まったりします。大怪我します。手でも挟めば…大変です。

 

最後に

私は、過去、これらの準備で最長4日間耐えました。ただし「寒くない」「アフォみたいに暑くない」というのが大前提です。暑さはどうにか乗り切ることができます。冷蔵庫に多めに準備した氷や冷凍ペットボトルが役に立ちます。でも、寒さは想像以上に過酷で厳しいです。

ここに書いているだけではなく、とてもとてもたくさんの「災害への備え」があります。政府機関や専門家、経験者の方が書かれているものなど、いろいろな内容に触れて「これはやっておこう」「これはいいな」と思ったものを実行してください。

用意しておきたいものは、言い出せば際限がないほどに多くなります。

台風と地震は共に同じ災害の危険をはらんでいるものですが、地震は突然訪れます。でも、台風は「そっちへ行きますよ」と予告して来るものです。せっかく来ることがわかっているので、どうぞ「準備」をなさってください。

でも、何よりも大切なことは、避難勧告が出た段階で「避難する」ことです。

高齢の方や小さなお子さん、移動に時間のかかる方は「避難準備情報」の発令で、速やかに避難所へ。

どうぞ、ご安全に。

 

避難されるときは、こちらをご参考に。避難所にもっていくもの(日本気象協会)

 

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