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秋篠宮皇嗣殿下 お誕生日に際し|眞子さまのご結婚を認められるご発言

秋篠宮皇嗣殿下

令和2年11月20日 赤坂東邸

 

秋篠宮皇嗣殿下お誕生日に際し

秋篠宮皇嗣殿下の記者会見 抜粋
会見年月日:令和2年11月20日
会見場所:赤坂東邸
宮内庁

問3

眞子さまと小室圭さんとのご結婚に関する行事が延期されています。眞子さまは13日に発表された文書で,「結婚は,私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択」と現在のお気持ちを明らかにされました。皇嗣職大夫は会見で,両殿下が「お2人のお気持ちを尊重された」と説明しましたが,「お気持ちを尊重」とは具体的にどういうことなのか,今後のスケジュールや見通しと共にお聞かせください。殿下が以前記者会見で指摘された「多くの人が納得し喜んでくれる状況」になったと受け止められているかについてもあわせてお聞かせください。

殿下
 娘の結婚について,つい先日,一週間ほど前になりますけれども,長女が今の自分たちの気持ちというものを文書で公表いたしました。皇嗣職大夫の,気持ちを尊重するということでしたね。

記者
 はい。

殿下
 それは結婚することを認めるということです。これは憲法にも結婚は両性の合意のみに基づいてというのがあります。本人たちが本当にそういう気持ちであれば,親としてはそれを尊重するべきものだというふうに考えています。今後の見通しでしたか。

記者
 はい。

殿下
 予定ですね。

記者
 はい。

殿下
 今回はあくまでも2年前に2020年に延期をするということをお伝えしたことに関わるものです。つまり,一連の行事が終わった2020年というのは今年であり,今年は間もなく終わろうとしています。やはりその間に何らかのことを伝える必要があると本人も考えておりましたし,私もそのように思っておりました。そのようなことから現在の気持ちというものを公表したわけです。ですから,今後の予定,見通しなどについてはこれから追って考えていくということになると思います。それからもう一つありましたね。

記者
 殿下が以前記者会見で指摘された「多くの人が納得し喜んでくれる状況」となったと受け止められていらっしゃいますかどうか。

殿下
 私が多くの人に納得し喜んでもらえるというお話をしたわけですけれども,実のところ多くの人というのを具体的に表すことはなかなか難しいと思います。長女の結婚について反対する人もいますし,賛成する人もいますし,全く関心の無い人もいるでしょう。どれをもって多くというふうに客観的に言うことができるかというとなかなかそれは難しいわけですけれども,あくまで私の主観になりますけれども,感じとしては決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではないというふうに思っています。で,そのことは娘も恐らく同じ気持ちを持っていると考えております。以上です。

記者
 ありがとうございます。

 

宮内庁

 

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